将来の結婚を前提に「同棲」をするカップルも大勢います。結婚前、結婚後もカップルが別れる理由の半数近くは、「お金」にまつわる理由と言われています。

シビアな言い方かもしれませんが、結婚して子どもが生まれ、家族で生活をしていくには、絶対にお金が必要になります。そこで、ふたりの金銭感覚やお金に対する考え方を知るにはとても大切な時間となります。

同棲期間をより充実した価値ある時間にするために、上手にお金の管理をしていくことは大切です。

ここでは、お金のプロフェッショナルであるFPが、結婚前の同棲時期に、結婚後のお金の問題が起きないようにするための「家計管理術」について解説していきます。

結婚を控え、彼氏や彼女との同棲を考えている方はぜひ参考にして下さいね！

第1章　同棲前の生活費について

生活をともにすると、どうしても曖昧には出来ない問題がお金の管理です。お金のことは同棲を始める前にしっかりと話し合っておきましょう。

決めておくことは「生活費の負担割合」です。双方が働いている場合は、収入の差もあるかもしれません。それらを加味した上で話し合いましょう。

共同で生活を始めると、食事にお金をかける人、住まいにお金をかける人、節約家、浪費家と人の金銭感覚はそれぞれです。

なかなか「話しにくい」のが「お金のはなし」の特徴ですが、後の長い生活をスムーズにするために、しっかりと共通のイメージを持てるようにしっかりと話し合ってから「同棲」をスタートしましょう。

第2章　生活費の割合負担を決める

同棲する際には、生活費の負担割合をどうするかを決めないといけません。一方が全額を負担する。収入に応じて折半する。家事分担で負担割合を決めるなど、様々な方法があります。

共通の財布を用意して出し合う方法や、家賃や食費、光熱費などの項目ごとに、どちらかが負担するというようなやり方もあります。

生活費で負担する項目

まず、生活するうえでの支出項目をまとめておきましょう。

家賃

家賃は、毎月の固定費なので負担割合を決めやすい項目です。収入に合わせた折半もいいでしょう。ちなみに双方の収入合計の1/4～1/3以内の金額に抑えるのが理想です。

水道光熱費

水道光熱費も共通の費用で、シーズンで変動もします。負担割合を決めておきましょう。

食費

食費は、一緒に自炊することが多い場合は、負担割合を決めておきましょう。また外食が多い場合は、各自で負担することもいいでしょう。

日用品費

日用品はお互いにこだわりがあることも多いので、お互いに納得のいく負担方法を決めておきましょう。

通信費

通信費では、お互いの携帯電話代はそれぞれで負担し、固定の電話やインターネット代を折半するといいでしょう。

娯楽費用

娯楽費は二人で外出した際の趣味の費用ですので、毎月の予算決めをしておいて計画的に使いましょう。

第3章　同棲でもめやすいお金のトラブルと対策

生活にかかるお金のことは、常にトラブルのトップにあげられます。ここでは、そのケースと対策をまとめています。

収入格差

カップルの収入に差があると、どうしても少ない方がお小遣いも少なくなるために、折半する際に不公平感が出やすくなります。

収入に応じて、生活費の割合を上手に負担しあいましょう。

家事の負担割合

どうしても、収入の少ない方が家事の負担割合が大きくなりがちです。家事も仕事です。そこを理解しあって、収入と家事の負担割合を決めておきましょう。

生活費と家事分担は、お互いにストレスを感じないように、得手不得手も考えながら決めると良いでしょう。

共通の財布を「管理」する

お互いの支出に対し、共通の財布を作っても「管理」出来ていないと、その支出内容が曖昧になり喧嘩のもとになります。家計簿をつけるなどして管理しましょう。

支出の内容がわかるように管理しましょう。

このように、同棲する期間は、お互いの金銭感覚や価値観を見極める大切な時間です。長い結婚生活を見越して、この時期に十分に理解しあえるように話し合いをしておきましょう。

第4章　同棲するならその前にFPへ相談してください！

FPは家計のお金のドクターです。ふたりのよりよい未来へのサポートをいたします。同棲する時期は、結婚後の夫婦生活のシミュレーションの絶好の機会です。でも、お互いにわからないことも多いことでしょう。FPは、実際に結婚してからの生活を見越した提案をしていきます。双方の収入や生活環境を聞いたうえで、最高の同棲生活をプロデュースいたします。FPは、いつでも電話1本でご自宅まで無料で出張相談に伺います。同棲生活で迷ったり困ったときは、いつでも電話をして下さい。あなたの同棲生活の成功をサポートいたします。