大学から下宿になる子供の費用はどれくらい?経験済みの家庭の経験談をピックアップ!
お子さんが地元を出て大学や専門学校などで家を出る時に気になるのは、お子さんの下宿費用ですよね。もちろんお子さんが住む場所にもよりますが、生計を共にしていた時よりお金がかかってしまうのはもちろん、お子さんにお金が必要になってしまうと、その分を援助しなければならないのは親御さん。そこで今回はお子さんが下宿される際に必要となる下宿費用の悩みを経験者の方の意見を踏まえてご紹介していきたいと思います!
第1章 まずは知ろう!大学生の下宿費用はどのくらいかかるの?
ズバリ大学の下宿費用はいくら?
初期費用
大学生が下宿として一人暮らしを始める際にかかる初期費用の平均は41.9万円だとされています。
最初に冷蔵庫やテレビ、電子レンジや洗濯機と言った生活必需品を揃えると以上のような金額となります。
なお、この金額は最初の家賃や敷金、礼金などを含んでいるため生活必需品のみで換算すると25万円〜などで済む場合がほとんどです。家電量販店などで新生活セットなどを購入するとより安くなることも多くあります。
食費
食費の平均は年間25万円ほどとなっており、月間で平均をとると約月2万円ほどになります。夏休みや春休みなどの長期的な休みを実家に帰省することなどを考慮すればもう少し安い金額に抑えることができるかもしれませんが、外食などの頻度によって変わるため大まかな金額として、月々の食費は2万円台だと考えておくと良いでしょう。
下宿費
下宿費用は通う大学がどの都道府県にあるかで多少変動はありますが、東京などの都市でない限り、平均家賃は5万円程度だと考えて問題ないでしょう。
中には学生寮や学生会館などでより学生の生活を支援することができる下宿先などもあるのでそう言った場所を選ぶと、食費も合わせて5万円台に抑えることもできるため視野に入れておくと良いでしょう。
水道光熱費
水道光熱費は全て合わせて8000円〜1万円以内で考えておくことをおすすめします。内訳は大まかに
・水道代 1,324円
・ガス代 2,537円
・電気代 3,257円
合計 7,136円
しかし中には北海道などの地域や都市ガスを使えずプロパンガスなどを必要とする地域ではガス代が高くつくことが多くあります。
以上、大学で下宿をしている大学生の大まかな生活費を合計すると平均して1ヶ月で7万円〜9万円だと考えるのが妥当でしょう。
第2章 どうやって用意した!?下宿の子供を送り出した先輩ママにインタビュー!
以上がお子さんの下宿、進学に伴う一人暮らしの際に必要になる金額になります。
実際に計算してみると意外な所にお金がかかってしまったり、場所によって大きく金額が変化してしまったりすることがあります。加えて大学4年間となると継続した仕送りや資金の提供が必要となり、実際に家計にも負担をかけてしまいかねないご家庭もあると思います。そこで本項では、実際にお子さんが下宿をしているご家庭の先輩ママたちに「どうやって下宿資金を用意しているのか」を調査し、インタビューにしてきました!
これから下宿をするお子さんがいるというご家庭はぜひ参考にしてみてくださいね!
奨学金+仕送りで4年間の下宿生活を乗り越えたSさんの家庭
「早くに夫を亡くしてから母子家庭として息子を育ててきましたが、高校卒業と同時に都内の大学に進学するということで教育資金や下宿の仕送りをどうするかで悩んでいました。そこで無料で相談できるFPの方に教育資金の準備方法について相談したところ、奨学金と仕送りの2つでなんとか対応していくことに決めました。
月の仕送りは3万円と奨学金が月13万円です。昔から保険などに詳しくなく、学資保険の加入などをしていなかったため奨学金と仕送り、そして子供には大学に通いながらアルバイトで生計を立ててもらうことにしています。」
奨学金の種類と内容
Sさんのご家庭は母子家庭ということもあり奨学金を利用した進学方法になっています。
奨学金の種類は大まかに3つ。
・無利子
・有利子
・返済不要の譲渡
の3つの種類があります。もちろん無利子や返済不要の奨学金を受けたいものですが、奨学金の貸与や譲渡を行なっている機関の審査を受けなければならないため、誰もが望んだ方法で奨学金を利用できる訳ではありません。
Sさんのご家庭では奨学金の利用に貸与型の奨学金。つまり大学在学時から卒業をしてからの奨学金の返済が必要になる奨学金を利用しています。
多くの場合は奨学金と学資保険の組み合わせで下宿費用などを賄うことが多くありますが、母子家庭や相談できる人が周りにいなかったという環境もありなかなかそういった手段を取ることができなかったようです。
仕送り金で下宿費用を賄う際のポイントとは?
Sさんの家庭では仕送り額は3万円とありましたが、実際に仕送りに必要となる金額はどのくらいなのでしょうか?
仕送り金額の平均は7万円となっておりお子さんがアルバイトで得る金額の平均は25,000円となっています。Sさんご家庭の場合は都内の大学であり仕送りも3万円という額になっているため少し少なくなっていますが、奨学金でカバーしているような状態になります。
仕送りの額はそこまで気にしなくていい
仕送り額は7万円が平均となっていますが、実際に都内であろうがなかろうが、仕送りが2万円の学生もいれば20万円近くもらっている学生もいる中での数字になるためそれぞれのご家庭で出せる範囲での額を仕送りとして渡すので十分です。
実際に都内では家賃も高い傾向にありますが、その分アルバイトなどの時給も高くなっているので均衡を取れた生活をしている学生も多くいます。大学の場所によっては都内でなくても通うことができる場所も多くありますので土地的要因もしっかり考えて仕送り額を決めていきましょう。
15年間の学資保険+教育ローンで費用捻出をしたEさんの家庭
「中学受験を考えていたこともあり、息子が小さな頃から学資保険を積み立ててきました。実際には私立の中学には行かず地元の中学、そして公立の高校に進学したためそのまま学資保険を積み立てて、学資保険を解約して返戻金で多く解約金を受け取りました。
下宿費用と学費の一部は学資保険と子供の貯金はなんとかなったものの、理系の大学に進むということもあり、ネットで調べた教育ローンを組むことにしました」
教育ローンとは?
Eさんのご家庭では小さな頃から積み立てていた学資保険と教育ローンを利用して理系大学への進学を目指したようです。
教育ローンとは国や銀行などから教育に関する資金を借り入れることができる制度で学生支援の名目であれば審査はそこまで厳しくなく教育に関する金額であれば問題なく借り入れることができます。
一般的に銀行や国、私営機関から借り入れることができますが、国以外の資金の借り入れでは利子がかなり多くついてしまうためあまりおすすめではありません。
個人型確定拠出年金+学資保険で学費を出したHさんの家庭
「私たちのケースは稀だと思いますが、60代を超えて18歳の息子を大学に行かせるとなったのでFPの方に相談して個人確定拠出型年金を利用して下宿費用と教育資金の足しにしました。実際には学資保険もあり、貯蓄もそこそあったのでそこまで不自由だったという訳ではありませんが、子供には勉学に励んでもらうためにアルバイトなしでの生活をさせて上げるために、このような制度を活用しました。」
60代を超えてお子さんを大学に送り出すときにおすすめの個人確定型拠出年金
教育資金の確保に年齢の一定条件を満たしていれば確定拠出型年金を利用するのも手段の1つです。確定拠出型年金とは主に老後の資金確保のためにある年金ですが、使い道は自由ですので教育資金に当てることも可能。確定拠出年金の受け取り方は「年金」「一時金」「年金&一時金」の三種類になります。受け取ることができる金額は所得によりけりですが、月々14,352円が相場となっています。
詳しくは以下のページからご確認頂けますと幸いです。
記事タイトル:確定拠出型年金で老後の資金は補える?確定拠出型年金の受け取り方ともらえる金額について
第3章 下宿の資金構築は早いうちから!お金の積み立て・計画はFPに相談だ!
以上が、お子さんが下宿をする際のお金事情になりました!以外にかかると感じた方、そうでないと感じた方など感じ方は人それぞれですが、下宿にかかるお金の積み立てや計画は可能な限り早いうちから進めておく必要があり、もしもの時のために保険や積み立てなどの貯蓄を進めておくことをおすすめします。しかしそんな貯蓄はどうすればいいのか?どんな保険に加入しておけばいいのか、実際にはなかなかわからないもの。解約時期によっては積み立てたお金より多くのお金を受け取ることができる時期など、受け取り方によっても金額は大きく変わるため、教育資金の積み立てにはやはり専門的な知識が必要になる場面も多くあります。
そこで実際にご自身のお子さんがどこの大学にどれくらいいくのか、無料で相談できるFPに相談しながら実際に下宿をした際の費用をシミュレーションしてみませんか?
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