COLUMN

[今こそ聞きたい不動産投資]ワンルームマンションって儲かるの?

最近初心者向けの投資として宣伝されているワンルームマンション。
実際のメリットやデメリットがなかなかわかりにくい業界ですよね。
不動産投資は経営の要素が多分に含まれ、初心者には難易度の高い投資であることは間違いありません。
今回はそんな不動産投資を行うメリットデメリットについて解説していきます。

不動産投資のメリット

ここからは不動産投資のメリットについて解説していきます。
お金を借りながら運用できる
不動産投資の最大のメリットは融資を受けて投資をできることです。
生命保険積立や投資信託は自分の収入をつぎ込まなければ投資を行うことができません。
しかし、不動産投資の場合には手付金さえ出せてしまえば頭金がなくても融資を受けて始めることができます。
例えば都心のワンルーム投資の場合には2000万円ほどの資産を手出しなく持てるわけです。
将来的には毎月の物件からの収益が出てくる場合にはワンルームマンションのローンを繰り上げ返済して毎月の収支をよくすることもできるかもしれません。

生命保険がかけられる

不動産投資を行う場合には団体信用生命保険という保険がかけられることが一般的です。
例えば不動産投資中に投資家がなくなってしまうと銀行は困ってしまいますよね。
そうならないために物件のローン残債と同額の保険を掛けるわけです。
最近ではがん保険がついていたり、就労不能保険がついていたりする場合もあります。
その分ローン金利が高くなる場合もありますので、生命保険で備えたほうが良いのかそれとも物件を持ちながら備えたほうが良いのかは比較するとよいでしょう。

節税の効果がある

不動産は減価償却という仕組みを用いて帳簿上の損失を作ることができます。
例えば新築木造物件の場合には20年近くの間所得税を下げてくれる効果があります。
ご年収が1500万円を超えるような金額の人の場合に所得税が多額にかかることが想定されます。
そういった方は節税という観点も含め物件購入をすることでメリットが出る可能性があります。

不動産投資のデメリット

それでは不動産投資のデメリットについても併せてお伝えしていきます。

空室リスク

不動産投資でつきまとうのは空室リスクです。
最近ではサブリースといって空室リスクに備える保険のような仕組みをつけた物件も多いですが、投資の利回りが落ちるためお勧めできません。
2年おきに人が入れ替わり、清掃等を入れることを想定するとローン期間中に15か月は空室が発生します。
その15か月は収入がないにもかかわらず広告料とローン支払いがかかる可能性があります。
手元資金の用意と毎月資金の余裕を持たせてリスクヘッジをする必要があります。

修繕リスク

物件を修繕する際の修繕積立金は用意しているものの室内のものの故障に関してはオーナーの権限で修理をする必要があります。
例えば給湯器で20万円、バランス釜やユニットバスの修理費用で50万円ほどの一時金支出は常に頭に入れておくとよいでしょう。
中古物件の場合には特に修繕時期が近くないかを確認する必要があります。

業者リスク

不動産投資をするときに一番大きなリスクは業者のリスクです。
不動産業者は基本的に売ってしまえば収益が発生するのでお客さんの今後のことを考えてはくれません。
銀行と癒着して実際の物件価格よりも高く見せるために融資できる金額を多くしている業者も実際に存在します。
業者紹介の場合には不動産の相場より価格が高く設定されているケースが多いですので、レインズや楽待等で実勢価格を確認しながら信頼できる業者化を確認するとよいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
うまく活用すればメリットが出る場合もあれば、危険性につながる場合もご理解いただけたのではないでしょうか。
様々な投資を検討される場合にはファイナンシャルプランナーに相談するとよいでしょう。
お金の面でシビアにその投資の良しあしを見極めてくれるはずです。

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