いつも普通に使っている携帯電話やスマートフォン。今や無くてはならない生活必需品になりつつありますね。大変便利な機能満載で、今や電話として使うことの方が稀なくらいでしょう。メール機能はもちろん、ニュースの検索や天気予報からSNS、お財布代わりのキャッシュレス決済と多岐にわたる機能に加え、朝の目覚ましアラームから夜寝るまでの間ほぼ1日中肌身離さずいつも一番そばにある存在ですね。
そんな大事な携帯電話ですが、電話の各通信会社とその各種プランを選ぶとなると、その組み合わせの種類は目がくらむほどのパターンがあります。そして、今の携帯にかかる月額費用が「高い」のか「安い」のかさえ「イマイチよくわからない」という方が多いのではないでしょうか？
そこで一度携帯電話の会社やプランを見直したい、だけどその内容が複雑でわかりにくいという方のために、携帯・スマホの料金の仕組みと費用の節約術について解説しましょう。

第1章　携帯料金の見直しに大切な費用の内訳を解説！

携帯電話やスマホの料金プランは大変複雑で、携帯ショップの説明を聞いてもよくわからない。というイメージがあって、ついプランの変更や乗り換えなどに不安を感じている人も多いかと思います。実際のところはどうでしょうか。基本的な料金体系は電話の「通話料金」とデータ通信のための「通信料金」が組み合わされているだけのシンプルなものです。これは日本の大手通信会社でどこも同じです。この「通話料金」と「通信料金」にインターネット接続サービスにかかる「基本料」、留守番電話などその他の「オプション料金」が加算されたものが「月額料金」となって請求されているだけなのです。月々の支払額を節約するには、まず電話の通話料金データの通信料金のプランが自分にとって適切な選択ができているかが重要です。そして、無駄なオプションなどがないかもチェックしましょう。

これがわかると数千円は変わるかもしれない月額料金の内訳

月額料金は大きく分けて、下記の4種類の費用の合算から成り立っています。この各費用の料金が、自分の携帯電話やスマホの使い方とマッチできているかをチェックすることで、無駄を省く事ができます。

月額利用料金＝A+B+C+D
A：音声通話プラン（電話の通話料金）
B：データ通信プラン（インターネットの使用データ料金）
C：インターネット接続料金（インターネットの接続基本料金）
D：オプション料金（留守番電話などオプション料金）

電話を使わない人はすぐに節約できる

電話をほとんどかけないのに「話し放題」プランに加入したままの人をよく見かけます。
自分が1ヵ月にどのくらい電話しているかは、インターネットを使って自分の携帯電話の通信会社で状況を確認できます。もしも「話し放題」プランで数千円を支払っているひとで、滅多に電話をかけない、かけても「SNSの無料通話」で事が足りるという人はプランを見直しましょう。これだけで千円～3千円以上の節約の可能性があります。

データ通信料の節約は自分の使用料を知る事が大切

ウェブサイトやSNS、メールなどを見るのに必要なのが「データ通信料」です。現在では、多くの人が月に数GB～10GB以上を使う人も多くいると思います。この使用料も、自分の使う携帯電話会社のお客様サービスなどで確認できるので把握しておきましょう。
動画を視聴したり、ゲームなどを多用する人はかなり多くのデータ量を消費するでしょうし、仕事が忙しくて通勤の移動時くらいしか使用しない人なら多く消費しないかもしれません。自分が使うデータ量が毎月ある程度一定であれば、無駄のないプランに変更しましょう。また使う場所が家であれば、家庭で使えるWI-FIを導入して家のインターネット環境を最大活用すれば携帯電話のデータ通信容量をぐっと抑える事ができます。うまく使えば、千円～数千円以上の節約が可能になります。

無駄なオプションプランは解約する

多くの携帯電話を購入したり機種を変更する際に、電話本体にかかる費用を安くできる代わりに一定期間の「オプション契約」を勧められることが多くあります。「最初の〇ヵ月間だけこのオプションを契約すると機種本体が〇割引で大変お得になります。」と言われて、最初の〇ヵ月を過ぎても契約解除するのを忘れてしまうケースが多いのです。大体普段使わないアプリなどのオプションが多いので注意が必要です。

携帯電話料金が高いな？と思っている人は、必ず定期的に今自分が払っている携帯電話料金に「どんな費用」が「どの程度」かかっているかをチェックするようにしましょう。

第2章　携帯電話料金を節約する契約方法を解説！

携帯電話を契約する際には、個人で1台を契約する場合と家族で複数台契約する場合や学生が利用する場合、またその契約を長く利用する際など様々な契約に対する割引制度があります。自分が利用している契約をお得な契約プランに替えることで大きな節約ができるかもそれません。どのような契約形態があるのかも確認しておきましょう。

家族割引

携帯電話の利用料金は個人で節約する方法だけでなく、「家族」単位の利用で大きく割り引かれるプランもあります。もしも家族内で同じ携帯電話通信の会社を利用している場合は「家族割引」を利用しましょう。家族割りを使うと、家族間での通話やメールが無料になったりして、安心してコミュニケーションを取ることができます。
プランによっては、祖父母や兄弟姉妹間でも無料になるので、携帯電話会社にその会社が認める「家族」の指定範囲を確認して利用しましょう。

学生割引

学生は電車やバスのように「携帯電話料金」でも「学生割引」を利用できます。割引適用される内容は携帯電話会社やプランによって様々ありますが、「その家族」も一緒に割り引かれるというプランを販売する会社もありますので、一度自分の契約している携帯電話会社に確認してみるといいですね。

年割

携帯電話は固定電話と異なり同じ携帯電話会社を「長く利用」することで「年割サービス」を受けることがあります。これは契約年数が一定期間を超えると基本料金が割り引かれるといったプランです。各携帯電話会社で価格競争が激化しているなかでは、長く同じ携帯電話会社を使うよりも上手に携帯電話会社を乗り換えるほうがお得な場合もあるので注意が必要です。

第3章　相談無料！FPに相談して携帯電話料金を見直そう！

上記のように携帯電話の契約方法やその内容を見直すだけで携帯電話料金2割～5割くらい節約することができる可能性があります。
その他にも支払い方法をポイントの付くクレジットカード決済にしたり、SNSを上手に活用したりすることでも大きな節約を期待できます。
このようにちょっと視点を変えるだけで、日常の生活の中で意外に無駄遣いをしていたことに気づくことが多いものです。FPに相談して家計を再度見直してみましょう。そうすることで携帯電話料金だけでなく、もっと大きな節約をできることが見つかるかもしれませんよ！