都道府県共済はライフプランと合うのか
ライフプラン相談を受け付ける中でよくご相談を受けるのが都道府県共済の是非です。
都道府県によって保障の内容が異なるので一概には言えませんが、共通の点が多いです。メリットデメリットを判断して使い分けることが大切だと言えます。
今回は都民共済を例にしながら都道府県共済がライフプランと合うのか検証をしていきます。
都民共済の保障内容は?
都民共催の保障は3つあり、総合型、入院保障型、この二つのハイブリッド型にわかれます。
総合型は入院4,500円/日死亡保障400万円で月掛け金2,000円のパターンです。
入院型は入院10,000円/日のパターンで月掛け金2,000円のパターンになります。
これを組み合わせたものが月掛け金4,000円で提供されています。
それぞれのコースには特約を付帯することができます。
都民共済のメリット
都民共済のメリットは下記の3点が大きなところです。
•加入が比較的容易
•比較的安い掛け金
•割戻金がある可能性
都民共済の場合は告知事項がYESNO方式となっています。
そのため、保険会社のように持病の内容を細かく伝える必要がありません。
そのため、持病を持っている方にとって加入がしやすいことが特徴です。
また、非営利で行なっている共済制度は毎月の掛け金が保障に対して安く確保できます。
また、安い理由として定期型と言う期間限定型の保険になっていることも特徴として挙げられます。
保険代理店で比較検討しながら入る商品に定期の医療保険が少ないので、定期保険が欲しい方には使い勝手が良いでしょう。
掛け金が安いのみでなく、使われなかった金額は割戻金として分配されることになります。
そのため加入している感覚として悪くないのもポイントです。
都民共済のデメリット
都民共済のデメリットは下記の3点です。
・先進医療が弱い
・保障が期間限定
・健康な人には値段が割高
一般的な民間保険の先進医療給付は2,000万円までが上限で支払いがなされます。
しかし都民共済の場合は150万円が限度のため、がんの陽子線治療等の先進医療の場合に金額が不足してしまいます。
健康保険が使えない先進医療の対応が弱い点は致命的です。
また、都民共済は老後になればなるほど保険料をあげるか保障が下がるか、となってしまいます。
そのため、病気をしやすい時期には保険がほとんど効果を発揮しないと言うデメリットがあります。
また、民間の保険会社にあるがん保険の月額給付や3疾病保険の心疾患をカバーするタイプといった手厚い保障に対応することはできません。
他にも医療保障だけ取ること、死亡保障だけ取ること等が難しく、状況に合わせて柔軟に契約を変えることはできません。
民間の保険ではリスク細分化といい、タバコを吸わない人の値段を下げたり、持病のある方の保険料を上げたりすることで中立を保っています。
共済にはその制度がないので、健康な人からすると共済の掛け金は割高な場合も多いです。
どんな家庭に合うの?
それでは都民共済はどのような家庭で活用できるのでしょうか。
例えば健康状態があまり芳しくない40代以上世代が一時的に簡易でかけるのはライフプランにあっているでしょう。
また、他社の保険の上乗せ保障として利用したい場合には打って付けの内容になるといえます。
実際に検討をするには?
実際に都民共済を検討するときにはファイナンシャルプランナーに分析を依頼するとよいでしょう。
どうしても共催の窓口に電話をしてしまうと販売することが仕事になってしまうので売りつけられてしまう可能性も。
公正中立な視点で判断ができるファイナンシャルプランナーに相談をすることお勧めします。
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