執筆ライター　山井健吾

近年、女性の方のみを対象にした保険商品が増えてきており、女性の病気やライフステージに合わせて保険を選んでいくことが必要になってきています。
女性は男性と違ってライフステージ別に、妊娠や出産、老化による体調の変化など、身体的に様々な問題が生じやすくなっています。
もし、人生に大きく関わる出産や妊娠で必要になるはずのお金が足りなかった時、みなさんならどうしますか？
今回はこれからの時代に女性も必ず保険に入る必要があることを解説していきながら、女性が保険に入るべきタイミングからそんな保険に入るべきなのかをまとめてみましたので、これから新たなライフステージに進む女性の方はぜひ参考にしてみてください。

第1章　女性は男性と比べて手厚い医療保険が必要になる？

女性は男性に比べて、女性特有の病気や特徴がありますので、しっかりとした医療保険に入っておく必要があります。

女性がかかってしまうかもしれない病気

まず最初にお話するのが、多くの方が一度は考える乳がんについて。

厚生労働省の人口動態調査よると、女性が病気で亡くなった際の死因の24%はガンで亡くなっています。その中でも乳がんは8.8%を死因として占めており、乳がんは女性にとって大きな心配点になることでしょう。
しかし近年では、乳がんは早期発見でしっかりと治療することで直すことができる可能性の高い病気です。しっかりと日頃からの定期的な検査と注意をしていれば可能な限り可能性を減らすことができます。

次に女性が心配するべき病気は子宮頸がんです。

子宮頸がんは先ほど言ったガンの割合の4%を占めており、油断ができない病気です。子宮頸がんは、妊娠前や妊娠後にも関わらず訪れる病気で、もし子宮頸がんにかかってしまった際には、子宮の切除を行い二度とお子さんを授かることができなくなってしまうことがあるかもしれません。

引用:国立がん研究
厚生労働省人口動態調査

女性は男性と比べて手厚い医療保険が必要になる？

そんな乳がんや子宮頸がんでも治療が必要となった方で助かった方の多くの方は女性のための保険に入っています。医療的にも医療費的にもいつも安心できるようにしておきましょう。

第2章　女性が必要になる保険まとめ

1.女性特有のガンに関する保険

女性特有のガンは乳がんや子宮頸がん、卵巣がんなど様々な種類に及びます。もしもお子さんを授かる前にこのようながんにかかってしまうことがあると、お子さんを産むことができなくなってしまうことも考えられます。しかししっかりと対策をしておくことで早期発見で無事に治療しお子さんを産むことも可能になりますので、このようながんの保険は女性にとって必須の保険となるでしょう。

2.医療特約のある帝王切開の給付金

お子さんを授かる予定のある方は必ずと言っていいほど入らなければならない保険がこの保険です。既存の保険であれば見直すことでさらなる特約をつけてより強度な保険を利用することができます。
というのも公共の保険では帝王切開は保障内容に入っていないため、どうしても民間の保険を利用していかなければなりません。出産を間近に控えている方や将来の子供のことを考えている方は要注意な保険内容になります。

3.女性疾病として幅広いアフターケアのついている保険

保険お中には女性疾病という括りで乳がんや子宮頸がんから妊娠・出産に関わる病気までの幅広い女性疾病に関する病気の保障をする保険があります。多くの保険が掛け捨てタイプになっていることがあります。さらに近年ではこの保障に合わせて手術や入院給付金のついたタイプの保険も存在するため、これ一つ入っておけば安心。という風潮もありますが、その時々にどんな病気にかかりやすいのかを考え、ひとつひとつの保険に向き合っていくことが大事だと言えるでしょう。

第3章　保険相談はFPへ。これからの人生設計も考えて保険を選ぼう

いかがでしたでしょうか？
今回は女性特有の病気である女性疾病に関する保険についてご紹介していきました。女性疾病はこの保険に入っておけば問題ないということはなく、ご自身の身体と相談し、検査などで病気の可能性を考慮してから決めていくもの。そして様々な可能性をみて保険を決めていくものです。そこでおすすめなのが経験豊富なFPと一緒に保険を決めていくということ。
FPは保険商品本位ではなく、あなたのライフプランに則って人生のライフプランとこらからの保険について一緒に決めていくことができる人生のパートナーです。FPは皆さんの保険の悩みと健康の問題を一緒に考えていくた目のご相談を心よりお待ちしています。