COLUMN

老後の生活費っていくらぐらいなの? 気になる将来の自分たちのおカネ事情

老後の備えをして貯蓄している方もそうでない方も、どうしても頭にちらつくのが老後の生活費のことではないでしょうか?老後と今とでは生活の仕方も変わりますし、そうなればかかる費用も変わってきてしまいます。そんな未来の不安も、ある程度どれくらいかかるか想定できていれば安心できますよね。そこで今回は、具体的な老後の生活費の平均、そしてそれを準備するための方法についてご紹介していきます。

目次

1.老後の生活費はいくらかかるの?

①平均的な生活費
②退職前との比較

2.老後の生活費の工面

①年金だけで日々の生活を送る
②退職後も仕事をする

まとめ

1.老後の生活費はいくらかかるの?

では、実際に老後の生活で、毎月どのようなことにお金がかかるのか、具体的に見ていきます。

①平均的な生活費

老後では、夫婦ともに健在の場合、退職前の生活費の0.7倍が目安と言われています。また、単身者の場合、退職前の生活費の0.5倍が目安と言われており、単身者でも夫婦でも退職前よりも生活費は安くなるという結果になっています。具体的な数字では、夫婦の場合は毎月約27万円、単身者の場合は約16万円になります。今よりも生活費が安くなっていると思われた方は多いのではないでしょうか。では、退社前と老後ではどのように変わってくるのかも見てみましょう。

②退職前との比較

確かに、生活費自体は減っていますが、具体的になにが変化したのでしょうか。もちろん、年を取ってきたことで外に出る機会が減ったので交通費が少なくなったり、ネットを使う機会もへるかもしれませんが、何より大きいのが保険料と税金の減額です。税金も保険料も払わなければいけないことに変わりはないのですが、定年を迎えるとこれらは大きく緩和されるので、その分生活費が安くなるのです。

2.老後の生活費の工面

さて、ここまで老後の生活費に関してみてきましたが、この平均額を果たして年金だけで賄うことができるのでしょうか?実際に生活費を工面するための方法もあわせて見てみましょう。

①年金だけで日々の生活を送る

まずは、多くの人が老後にあてにしているものが年金ですよね。国民年金を毎月ちゃんと払ってきたからそれなりにもらえると思っている方も多いでしょう。ところが実際に配布されている国民年金の額は、なんと5万円程度なのです。そこに厚生年金を入れることでどうにか20万円になります。
つまり、国民年金を払ってきた専業主婦と会社で厚生年金を払ってきた男性の年金を合わせても、夫婦の平均生活費には足らないという計算になるのです。このままでは、貯金がなければとても生活できそうにないですよね。そこで、生活費を工面するための方法も用意されています。

②退職後も仕事をする

お金がないなら働くしかないということで、今では定年を迎えて退社してもそのまま別のお店でアルバイトをしたりすることが勧められています。働いていれば年金に頼らずに生活ができますし、その期間の年金は繰り下げをすることが来ます。繰下げ率は、繰下げの請求をした時点に応じて年金額が増額され、月数×0.7が加算されるようになるのです。
また、退社せずとも今の世の中では定年を伸ばしている企業も多いので、そこに勤めていれば新たな働き口を探すことなく年金の繰り下げができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
老後のために年金はいるとよく言われますが、やはりきっちり定年を迎えたならあとはゆっくり楽しいことをしながら余生を過ごしたいですよね。貯金がなくて、仕方がなく他の人達より長く働かなければならないという事態を避けるために、若いうちからできるだけ早く、こつこつと貯金をしていきましょう。


➿お客さま専用フリーダイヤル