旦那のお小遣いはどれくらい渡せば良いの? 平均を見てみましょう!
家計のお財布のひもをしっかりと握っている奥さんが気になるのは、旦那さんのお小遣い。飲食費や交際費など、旦那さんにとっては欠かせない出費だと思います。月額ではなく、用事のある際に都度渡しているご家庭も多いのではないでしょうか。自分の旦那さんのお小遣いの額は、世間と比べて多いのか少ないのか気になる方も多いと思います。
そこで、旦那さんへのお小遣いの額は適正かどうかを世間の平均額から見ていきましょう。また、お小遣いの額が平均より多ければ少しでも削りたいのが本音ではないでしょうか。お小遣いの額に関して不満を与えずに、円滑に家計の管理をする方法もお伝えします。
目次
1.年代別の平均給与額
2.サラリーマンのお小遣い事情
3.まとめ
1.年代別の平均給与額
毎年、9月に発表される国税庁の『民間給与実態統計調査』。これによりますと、平成28年度の平均給与額422万円とされています。2008年のリーマンショックで急落して以降、ゆっくりと上昇傾向にありますが、リーマンショック以前の水準までには戻っていません。
年代ごとに見ていきます。
19歳以下131万円
20~24歳258万円、25~29歳351万円
30~34歳403万円、35~39歳433万円
40~44歳460万円、45~49歳494万円
50~54歳504万円、55~59歳494万円
60~64歳378万円、65~69歳306万円
70歳以上298万円
となっています。
役職につきやすい40代から50代をピークとして、60代以降は定年退職などにより下がっていく傾向にあります。
2.サラリーマンのお小遣い事情
さてここで、新生銀行が発表した年代別のお小遣い金額を見ていきましょう。
・年代別のお小遣い額
全体平均 39,836円
20代 42,018円
30代 36,146円
40代 37,073円
50代 44,017円
男性会社員におけるお小遣いの推移は2015年から37000円台が続いていましたが、2018年は39836円と、2014年の39572円と同水準まで回復しました。
男性会社員における近年のお小遣い額の推移は、減少傾向は2011年で止まり、以降は3万円台後半を維持しています。
・年収別のお小遣い額
サラリーマンの平均お小遣い額、39836円を平均月収35万円で割ると、年収におけるお小遣い額の割合11.38%という数字が出てきます。そこで、年収におけるお小遣い額も見ていきましょう。
200万円…約18,966円
300万円…約28,450円
400万円…約37,933円
500万円…約47,416円
600万円…約56,900円
自分のご家庭と照らし合わせてみて、多いでしょうか。少ないでしょうか。
お小遣いの内訳では、飲食費が最も多い割合を占めるそうです。月の外食の回数から必要な額を割り出してみてもいいですね。お小遣いが減ってしまう理由としては「給与が減ったから」と答えた男性は43.1%、女性は44.1%とダントツの1位です。安定した収入を得て、その中でやりくりをして生活をしていくのが一番です。
3.まとめ
男性の平均的なお小遣いについてご説明いたしました。
円満な家庭を築くためには、不公平を感じないお小遣い制度が必須です。月に何に対していくら使ったのか明白にして、必要な金額をお互いに決めましょう。昨今は共働き世帯が多く、男女間の収入格差は年々縮まり続けています。
しかしまだ男性優位な所得格差は根強く、お小遣いの額が少ないことで旦那さんの不満が爆発してしまうかもしれません。小規模な爆発ならいざ知れず、結婚生活を長いあいだ続けていると、お小遣いに関する不平不満が溜まってしまい最終的に離婚をすることになってしまうと取り返しがつきません。
実際にお小遣いの額が問題で離婚に至るケースもあるようなので、今のうちからしっかりルールを定めて、お互いのお財布や出費などを透明化して仲良く過ごせるように心がけましょう。適正な額は夫婦合計で家計収入10%だと言われています。お小遣いの額を決めるひとつの指標にしてみて下さいね。