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変額保険の種類と特徴にはどのようなものがある?

ここ最近で、多くの保険会社が資産形成を目的とした変額保険商品を複数販売し始めました。
外貨建て保険に来年度以降規制がかかる可能性があることや、円建て保険の利回り低下により商品を作ることが難しくなったことが要因のようです。

今まで、生命保険の運用は安定しているものが多く、利益を目的とした商品はほとんどありませんでした。
投資を目的としたさまざまな金融商品がある中で、変額保険にはどのような特徴があるのでしょうか。

変額保険の主な3つのタイプ

変額保険とは、投資信託でありながら保険でもある保険商品の一種です。
一般的な保険商品では、解約時や満期時の解約返戻金や満期金は固定されていますが、変額保険の場合は、特別勘定(投資信託)の運用成績によって変動します。

変額保険はさまざまな会社から提供されており、目的に応じて利用する商品が異なります。
それぞれの特徴を見てみましょう。

変額養老保険

変額養老保険は、一定期間の資産形成と死亡・介護・疾病の保証を組み合わせた金融商品です。
契約内容の一例は以下のようになります。

保障内容


・死亡保険金 1,000万円
・保険期間 30年
・支払額 毎月25,000円
・満期時支払額 特別勘定の運用成績による。

このタイプの変額保険は各社で一番商品数が多いタイプになります。

近年、多くのメーカーがこのタイプの保険に「払込免除」という特約を付加しています。

例えば、がんや心筋梗塞等の大病に罹患した際に、月々の保険料はゼロ円になり、特別勘定での運用を継続したり、死亡保険金を受け取ったりすることができます。

また、解約返戻金も継続して積み立てられますので、病気になっても継続できる投資信託ともいえます。

変額終身保険

変額養老保険と比較して、変額終身保険は保障期間が一生涯です。
保障期間が一生涯なので、相続・贈与対策として利用しやすいのが特徴です。

以下は契約の一例です。

保障内容


・死亡保険金1,000万円
・保険期間/払込期間 終身/30年
・支払額 23,000円/月
・満期金 満期日がないため、なし。
・解約返戻金 特別勘定の運用実績による

一般的に変額終身保険は、少ない保険料で大きな保障を得ることが可能です。
一方で、保険料の多くを保障に充てるため、一般的には変額養老保険よりも返戻率が低くなります。

変額個人年金保険

変額個人年金保険は、変額保険の投資性を利用した個人年金です。
投資信託に最も近い保険商品といえます。
死亡保障のために保険制度を縮小するのではなく、運用に特化した保険の一種です。

販売している会社はあまり多くありませんが、投資信託と課税の種類を変えることができるため、投資信託の運用益に対しての課税に比べるとマイルドになることも多く、知る人ぞ知る保険種類です。

保障内容


・基本年金額50万円×10年
・保険料支払い期間 30年
・支払額 毎月10,000円
・受取時支払額 特別勘定の運用成績による。

いかがでしたでしょうか。

変額保険を活用することで資産形成と運用を兼ねることができ、魅力的な部分もあったのではないでしょうか。
実際の商品を検討する際には比較検討可能なファイナンシャルプランナーに相談してみてくださいね。

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