もしもの時の弁護士費用の相場はどれくらい?家計に与える影響はどれくらい?
弁護士なんて自分の生活に関係ない!と思っていても、交通事故や近隣トラブル、離婚問題、相続問題など、人付き合いが希薄な現代社会では昔に比べて日常生活にも弁護士が必要なトラブルが増えているかもしれません。
不意のトラブルに見舞われた時に必要な、弁護士にかかる費用の相場の目安とその備え方を解説していきましょう。
第1章 もしもの時の弁護士費用、その相場とは?
弁護士にかかる費用の「種類」
〇法律相談料
弁護士に法律相談するときに発生する費用で時間制が多いです。
〇着手金
相談後に正式に依頼した段階で支払う費用で、結果の成功・不成功に関わらずに、支払った費用は返還されません。
〇報酬金
依頼に対する成功報酬のことです。事件終了後に成功の程度に応じて支払い、不成功の場合は支払う必要はありません。
〇手数料
依頼案件が、一回程度の事務的な手続きで解決するような場合に支払う費用で、遺言書の作成や契約書作成、会社の設立など、書類作成などの案件が多いようです。
〇実費
依頼した案件の弁護士にかかる交通費や宿泊費、通信費などの実際に発生する費用です。
裁判を行う収入印紙代なども含まれます。
弁護士費用の「相場」と支払う「時期」
〇法律相談
相場 1時間当たりの法律相談料 5000円~1万円位
支払う時期 相談時
〇着手金
相場 20万円~30万円位 経済的利益が多いほど高額になります。
支払う時期 依頼時(委任契約時)
〇(成功)報酬金
報酬金として結果によって金額が変わります。経済的利益額が大きいほど高額になる場合が多い。
具体例として、離婚訴訟の場合30万円以上、その他の民事訴訟などの場合には成功報酬の経済的利益の10~16%程度が多いようです。
〇手数料
相場 内容証明などで大体2~3万円位
支払う時期 依頼時(委任契約時)
〇実費
相場 金額は依頼案件で変わります。具体的に、出張費・出頭費・交通費・宿泊費・通信費・申立印紙代・郵便代などが該当します。
支払う時期 事件終了後
※金額はあくまで目安です。実際の料金は弁護士や弁護士事務所、事件内容によって異なります。
このように、弁護士費用は依頼内容や弁護士によっても異なります。経済的利益の計算方法や、費用を支払う時期や決済方法など、よくわからないところは依頼した弁護士本人に質問し、確認しましょう。また、そのような点を質問しにくい弁護士や質問に真摯に答えてもらえない弁護士ならば、迷わずに他の弁護士に相談しましょう。いつでも何でも相談できる弁護士でないと、後に裁判となった場合に大変困ることになります。
第2章 不意のトラブル発生!家計に与える影響は?
不意のトラブルに備えるには?
弁護士が必要となるようなトラブルは不意に起こるものです。突然の事件や事故に巻き込まれた時や冤罪などのトラブルに巻き込まれると、最悪は収入が止まってしまう場合も考えられます。犯罪被害にあった場合などには、いくらかの応急手当的な支援金も用意されてはいますが、申請にはある程度時間もかかります。対処できる備えとして、各種生命保険に加入して、不意の事故にも対応できるように準備しておきましょう。
弁護士費用が払えない?
弁護士にかかる費用のうち、支払う時期が早いのは相談料と着手金です。もしもの時の弁護士ですが、その費用を気にしていては良い弁護士を選べずに、不利な立場になることも無いとは言えませんね。良い弁護士だからといって費用が高く、悪い弁護士は安いなんてことはありません。弁護士を選ぶ際は費用だけではなく、お金も含めた不安すべてを相談し、ちゃんと話を聞いてくれる弁護士を選びましょう。どうしてもという場合にも、弁護士が回収できるという見通しが立つ場合(こちらの過失が無い場合など)は十分相談にのってもらえることも多いので、しっかり相談しましょう。一方、被疑者や被告になってしまった場合には、国が弁護士を用意し無料で弁護をうけられる「国選弁護人」制度もあります。
交通事故などで犯罪意識のない場合でも、突然に被告となる事もありますので、自動車保険の弁護士費用保険に加入しておくことも大切ですね。
成功報酬は高額で支払えない?
弁護士費用の中で高額なイメージがあるのが「成功報酬」です。特に高額な経済的利益を請求するような民事案件では、成功報酬が何十万から百万円を超えることも珍しくありません。この費用はあくまで弁護士が獲得に成功した場合のみに支払う費用であるため、弁護士が回収したお金の中から差し引いてもらえるために、直接の出費には至りません。
第3章 もしものトラブル時にはFPに相談を!
上記のように、トラブルはいつどこで襲ってくるか分りません。事件や事故に巻き込まれると、お金だけではなく、精神的にも辛いものです。そんな気の滅入る中で、弁護士や保険などの手続きとくれば、身体も心も疲れ果ててしまします。そんな時の強い見方がFPなのです。FPはお金のことはもちろん、保険のプロでもあり弁護士と一緒に仕事をすることも多く、その人脈は多岐にわたります。あなたがお困りの時、内容によっては直接弁護士に相談するよりも、より合理的に判断し、保険や弁護士との手続きを代行してもらえる場合もあります。なにか事が起きたときには、ぜひ焦らず慌てずに身近にいるFPに相談してみてください!
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