COLUMN

子どもの入院保険は必要? 加入の是非を解説

子どもが生まれたタイミングで学資保険を検討し、同時に医療保険も考えるケースがあります。
子どもはケガも多いイメージですし、加入するか悩ましい問題です。
今回はそう言った悩ましいタイミングで加入の是非を考える基準についてお話していきます。

みんなはそもそも入っているの?

平成30年9月の生命保険文化センターの調査によると子どもの生命保険加入率は51.1%となっています。
全世帯の加入率が88.7%にもかかわらず数値としては高くないといえるでしょう。

背景としては市区町村の公的保険制度の充実です。
子どもの病気やけがに対して治療費の無償化制度を敷いている市区町村は非常に多くなっています。
例えば千代田区に関しては18歳までの医療費が全額無料となっています。
そのため、診察や治療にかかる費用がないので子どもの医療保険に入っていない家庭も多いのです。

治療費がかからないので医療保険はいらない?

子どもの医療費に関してはさほどかからないケースが多いため、医療保険は不必要と考えられるケースは非常に多いです。
そのうえで、加入をしている人たちはどういった理由で加入をしているのでしょうか。

ケース1:子どもが入院した場合の親の収入補填やベッド代

子どもが入院した場合には親が仕事を休んで子どもの看病をしたり、学校関連の手続きをしたりするケースがあります。
そうした収入の減少分に備えて医療保険に入るケースは非常に多くあります。
また、治療費はかからないものの子どもが大部屋に入院することは難しく、個室で入院することも多くあります。
そのため、個室のベッドを利用するための差額ベッド代の負担に備えて保険に加入するケースも非常に多い加入事由です。

ケース2:医療保険は子どもが入るほうが安い

メーカーによっては子どもの医療保険を月々1000円未満で提供している保険会社もあります。
特に一生涯値段の変わらない終身タイプで加入できるメーカーに関しては子供が大人になった場合であってもその値段のまま使えることからプレゼントとして加入するケースもあります。

メーカーで祝い金プランと呼ばれることもある病気にならなければ保険料を戻す医療保険の場合では、子どものうちに入ると病気にならなかった場合に保険料が増えて帰ってくる逆転現象が起こるケースもあります。

自身が負担を重たいと感じて保険をかけているため子供に負担をかけたくない気持ちで入る親御さんもいらっしゃるようです。

もしも医療保険をかけるなら

もしも子どもの医療保険を掛ける場合には学資保険や貯蓄もの保険についていない医療保険に加入してあげるのがおすすめです。
理由としては貯蓄からお金を下すために保険を解約した際に医療保険もなくなってしまうためです。
そうした保険を検討する場合には非常に注意が必要です。
ほかにも注意しなければならない点が複数ありますので、専門家に意見を聞きながら保険を考えるとよいでしょう。

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