2000万円以上貯金がある人っているの?【年齢別】貯め方解説!③
前回まででは2000万円問題に対策ができている方が少ないことを確認したうえで、20代から30代の人の対策をお伝えしてきました。
今回の記事では40代から50代の人が行う対策についてご紹介していきます。
40代が2000万円を用意するには
40代の方が2000万円を用意するためには大きなリスクを取らない資産運用と家計収支の確認が必要になるケースが大半です。
教育資金のピークや住宅ローンを抱えることの多い40代はなかなか運用にお金を回すことが難しいです。
そのため、少しでもお金の余剰を作るために下記のような項目で家計収支を改善していきましょう。
家計収支を改善するポイント
電気・ガス契約の見直し | 生命保険契約の見直し | 携帯電話のプラン変更 |
住宅ローンの金利交渉 | サブスクの見直し | 所得控除等の活用 |
一般的には毎月の変動費である食費や接待交際費を削ることは難しいといわれています。
そのため、まずは固定費と呼ばれる毎月一定の金額になりがちな支出から見直しを行うことによって家計の余剰をつくりやすくなります。
これらで開けた余剰資金をiDeCoやNISA、投資型保険等を使って貯めることによって金利を付けることを狙っていきます。
40代の方で注意が必要なのはリスクマネジメントを行いながら投資を行わなければならないことです。
一般的に株式型の投資信託等は利回りが良いといわれていますが、ブレ幅が大きく、資金需要がきたタイミングでプラスになっているとは限りません。
目安10~20年以内に活用する可能性のあるお金に関しては分散投資を心がけながら投資を行うとよいでしょう。
50代が2000万円を用意するには
50代の方が今から老後資金を初めて用意しようと考えた場合には基本的には60歳までに用意が終わると判断しないほうが良いでしょう。
そのため、65歳ないし70歳まで仕事を行うことを前提にしながら家計収支の改善と投資を並走させることがおすすめです。
老後資金2000万円といっても手取り年収200万円で5年間人よりも多く働くことができれば1000万円を埋めることが可能です。
また、働く期間が長くなる分、積立投資の期間は長くなり、取り崩しの期間は短くなります。
そのことによって運用の元本割れの危険性を抑えることができます。
加えて年金の受け取りは受取タイミングを遅らせることによって支給額を増やすことが可能です。
長生きリスクに備えるといった意味で老齢年金を65歳からではなく70歳から受け取るといった選択肢も検討するとよいでしょう。
年収500万円で40年間厚生年金を納めたケース
65歳から受け取った年金支給額 | 約188万円/年 |
70歳から受け取った年金支給額 | 約267万円/年 |
全3回に分けて老後2000万円問題についてお話していきました。
皆さんのライフプランに合った資金計画を立てていくことが非常に大切だといえますね。
この記事を見ながらご自身で取り組まれるもよし、専門家の意見を聞くもよしですので、一度ご自身の家計と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
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