保険証券は、保険に加入していることを証明する大切な書類です。保険証券には、契約している保険の内容や保険金額、保険期間、名義人などの重要な事項が記載されており、全ての保険契約に与えられる「証券番号」記載されています。この番号があると、その後の契約内容の確認や変更などに大変役立ちます。

しかし、車の車検証のように定期的に更新したり、車に積んでおくこともないので、稀に紛失してしまう人も少なくありません。

しかし、思わぬ事故や病気で保険証券が必要になったり、新しい保険の見積などで比較検討する際に必要になることもあります。

少なくともどこの会社の保険に加入しているかがわかれば、保険会社に問い合わせが可能ではあるので、定期的に届く郵便物などで、確認するようにしましょう。

ここでは、そんな保険証券について保険のプロであるFPが詳しく解説していきましょう。

第1章　保険証券とはどんなもの？

保険に加入すると、非常に多くの書類を受け取ります。その中でも、契約者にとって特に重要なものが保険証券になります。

保険証券には、「契約の成立」と「契約の内容」を証明するための内容が記載されています。この記載内容は、契約後に時間が経過しても、その保険証券を確認すれば契約内容がすぐに確認できる大切な書類です。

保険の成立

保険の業界にはその金融商品的な性質上、決まった用語があります。「保険が成立する（した）日」、すなわち保険の保障が開始される日のことを「責任開始日」と呼びます。

責任開始日は、申込書の提出、告知、保険料の払い込み」か整った日から開始されます。
また、保険の種類によっては、責任開始日から一定の免責期間がある保険もありますので、
必ずいつからが責任開始日かの確認をしておきましょう。

保険証券の見かた

保険証券に記載されている事項には以下があります。

証券番号記載

基本的な項目に証券番号があります。これは契約者・契約内容ごとに充てられる番号です。

保険に関わる人物記載

・契約者

保険契約を結ぶ人

・被保険者

保険の対象者

・受取人記載

保険金の支払い事由が発生した場合に保険会社から保険金を受け取る人

日付記載

・契約日

保険を契約した日が記載されています。

・責任開始日

保障が始まった日が記載されています。

・保険期間の期限（満期日）

加入している保険の保障が完了する日が記載されています。

保険の受け取れる内容記載

・保険の種類、種目、保険の内容

保険金が受け取れる事由が記載されています。

・保険の種類

保険証券には、通称ではなく正式名称が記載されます。確認しておきましょう。

お金に関する項目記載

・保険金の金額

契約の詳細が記載されています。

・保険料

保険料が記載されています。毎月払いや半年払い、年払いで記載が違うので、確認しておきましょう。

その他の項目記載

保険の種類によって、配当金の有無や解約返戻金などが記載されています。しっかり確認しましょう。

このように保険証券には、契約内容の重要事項が記載されていますので、大切に保管してください。

第2章　保険証券を紛失したら

上記で説明してきたように大切な保険証券ですが、もしも紛失したときはどうすれば良いのでしょうか？

ここでは、そんなもしものときの対処法を説明いたします。

保険証券を紛失したら

まず、保険契約をした本人が連絡をすることが条件となります。
保険契約者本人が契約している保険会社に連絡すると、再発行手続きが開始されます。
その後は、各保険会社の指示に従えば再発行が可能になります。

第3章　保険証券の内容確認や紛失の際はFPにお任せください！

FPは保険のプロフェッショナルです。保険契約の内容がわからない、手続き方法がわからないなど、困りごとがあればすぐに電話してください。また、保険証券を紛失したけど本人が連絡できない場合なども、FPは柔軟に対応いたします。FPは電話1本でご自宅まで無料で出張相談に伺います。保険のことで困ったら、いつでもどこでもFPにすぐにお電話くださいね！