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2000万円以上貯金がある人っているの?【年齢別】貯め方解説!②

前回までの記事では貯金が2000万円を超えて保有している世帯はどのくらいあるかということについてご紹介してきました。
実際に老後に向けて2000万円の資金をためられているご家庭はさほどないことが理解いただけたのではないでしょうか。

それではここからは年代別に2000万円を用意するための方法についてご紹介していきます。

20代が2000万円を用意するには

20代にはまず天引き貯蓄と積立投資をお勧めします。
2000万円を純粋に金利を付けずに積立していった場合には仮に29歳から貯蓄を開始すると60歳までに31年あります。
2000万円/31年/12か月=5.37万円が毎月積立に必要な貯蓄金額になります。
年換算すると約65万円になるのですが、老後の貯蓄のみでその金額を貯蓄することはかなり厳しいのではないでしょうか。

そのため、老後の資産形成を行うためには金利の力を借りる必要があります。
仮に3%の金利を付けることができたとすれば先ほどの事例の場合月間3.25万円、年間で約40万円の貯蓄を行うことで老後2000万円問題を解決することができます。
この数字どこかで見かけた覚えはないでしょうか。
実は積立NISAの金額が年間40万円までで設定されているのです。

20代が2000万円を用意するためにはまず投資性の金融商品をしっかり活用できるとよいでしょう。
また、実家暮らし等で手元の資金を寝かせる余裕がある場合にも早めに投資に回してあげることで運用の影響度合いを高めることができます。

29歳から60歳まで1万円を積み立てた場合の受取総額(課税除く)

金利 受取額
3% 614万1,593円
5% 890万8,137円
7% 1,328万2,586円

29歳から60歳まで100万円を寝かせた場合の受取総額(課税除く)

金利 受取額
3% 250万80円
5% 453万8,039円
7% 814万5,112円

30代が2000万円を用意するには

30代の人は手元の貯蓄金額が20代よりも多くなることが多いですが、一方で教育資金がかかり始めるケースや夫婦共働きから育休産休・退職等で収入の変動要素が多い時期でもあります。
家計の状況を見定めたうえで20代と同様に長期の資産形成をしていくことが望ましいでしょう。

また、家計の状況によっては短期で資金需要があるお金や中期(5~20年ほど)で資金需要を迎えるお金がある場合もあります。
そういった際にリターンを大きく狙いすぎると必要タイミングで下振れの運用をしてしまった場合にリカバリーができなくなります。

どの程度のリスクであれば許容ができるのかをライフプランと相談しながら行っていく必要がある世代になります。

いかがだったでしょうか。

今回は30代までの方の例を確認していきました。
次回以降では40代50代以降の資金の準備方法についてもご紹介していきます。

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