いま、消費税の増税などの影響で大きな注目を集めているのが、キャッシュレス決済のひとつである「電子マネー」です。

特に「交通系の電子マネー」は、そのの使いやすさやチャージ式の気軽さもあって、「子どものお小遣い」などに利用する家庭が増えています。

そもそも子どものお小遣いには、しっかりとした金銭感覚や計画性を育むといった要素、意味合いがありますが、電子マネーでも大丈夫なの？と考える親御さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お金のプロフェッショナルであるFPが交通系電子マネーを子どもに持たせるメリットやデメリット、注意点について詳しく解説していきます。

これから交通系電子マネーを子どもに持たせようと思っている人も、すでに持たせている人も是非とも参考にして下さいね！

第1章　電子マネーをお小遣いに使うメリットとデメリット

子どもに電子マネーを持たせると言ってもなかなか難しいのは、親がまず、電子マネーのメリットとデメリットをしっかり把握しるかに尽きるとおもいます。

ここでは、そのメリットとデメリットを解説していきましょう。

電子マネーのメリット

利用履歴がわかる

まず、子どもに電子マネーを与えるのにいいところは「利用履歴がわかる」ということです。
子どもの電子マネーが急に減っていたり、普段と違う利用の仕方があれば、友達や他の誰かにいじめられていたり、搾取されてるかもしれません。また、子どもにとって間違った使い方を発見することで、非行の防止や抑制にも繋がります。このような履歴を管理するためには、そのカードの会社に会員登録するだけで無料で使えるので大変便利な機能ですね。

計画的に使う癖を付ける

電子マネーの履歴が管理出来るということは、そのデータを「お小遣い帳」としても利用できるということです。子供の頃からきちんとお小遣いの管理が出来れば、モノではなく、お金や数字を管理する能力が自然に培われます。現金での子どものお買い物に、いちいちレシートや領収書で管理することは難しいので、電子マネーは一石二鳥ではないでしょうか。

データを親と共有できる

履歴管理のもう一つの利点は、その利用データで親と一緒に金銭感覚を養い、同じ時間を過ごせるということです。また、デジタルな管理が子どもの頃からできることは、これからさらに進むであろうキャッシュレスの時代に興味を持ち、早く対応する能力も養える事でしょう。
また、そのデータから、子どもの行動範囲や趣味、嗜好もわかり、親としては非常に子どもを理解しやすくなります。

電子マネーのデメリット

落としたり、紛失に弱い

子どもが小さかったりすると、遊んでるうちに落としたり紛失する可能性があります。チャージしたての電子マネーでは、少なくとも数千円の現金を持ち歩くのと同じになります。電子マネーでは、クレジットカードのような、不正利用の補償がないために、落としたら最後、なかなか手元に戻ってくることが難しくなります。

利用できる店が限定される

キャッシュレス決済ができるお店が増えたとはいえ、子どもが行く駄菓子屋さんや、ちょとしたおやつになるたこ焼き屋さんなどは、まだまだ電子マネーが使えるお店は多くありません。
その場合にはやはり現金がいるので、用途に合わせる必要がまだあるかもしれません。

このように、電子マネーは大変便利なものの、まだ問題もあります。これらを把握したうえで、子どもの年齢や使い道などを親が判断して利用してください。

第2章　デジタルな支出分析ができる

電子マネーは、先に解説したように、利用履歴をデータ化して可視化できます。また近い将来、そのデータをより使いやすくAIが判断して、その子どもにあった小遣いの金額や癖を発見してくれるようになっていくでしょう。現にそのようなアプリの開発が進んでいます。

これは、子どもだけでなく、親自身も利用することで「自分のお金の癖」を見抜くのに大変便利です。これからの時代は、いろいろなキャッシュレス決済を使い分けて、より無駄を省いてお得な生活ができるかを、AIが判断する時代になるのです。

第3章　電子マネーはFPにおまかせ！

子どもに電子マネーを持たせるときは、是非FPに相談してください。FPは家計のお金のプロフェッショナルです。電子マネーのメリットやデメリット、かしこい使い方も熟知しています。特にお子様向けに良い電子マネーなどにも精通しています。FPは、いつでも電話1本であなたのご自宅まで無料で出張相談いたします。家庭のお金で悩み事があれば、どんなことでもお気軽にお電話くださいね！