COLUMN

介護保険は必要?不必要?

以前にもまして介護資金ニーズが高まってきたこともあり、各保険会社から介護保険が発売されるようになりました。
今回はその介護保険の保障の特徴やタイプ、どんな人に適しているかを解説していきます。

介護保険のタイプ

介護保険は一般的に公的な介護保険制度で所定の要件に認定されたとき等に給付が行われる商品です。
中には認知症に特化しているメーカーもあり、商品の保障範囲を確認する必要があります。
保障内容の確認は個人には難しいので、今回は保険のタイプに特化して紹介していきます。

・年金タイプ

年金タイプは介護になった場合に所定の期間、生きている限り年金で給付を支払うタイプです。
5年や10年、終身等の年金給付タイプがあります。一般的な介護期間は5年といわれていますが、衣料が進歩していることもあり、長期の介護になる場合もあります。
そういった際に終身介護年金タイプの保険に入っていれば大きなお金を用意することができます。

・一時金タイプ

一時金タイプは介護の要件を満たした瞬間に一括で支払われる介護保険です。
特徴としては介護になった段階で大きなお金が入るため、住宅の改修や介護器具の購入費用を作ることができる点です。
一方で長期間にわたる介護の保障としては弱くなる可能性もあるので、注意が必要です。

介護保険があっている人

それでは介護保険があっている人はどんな人なのでしょうか

・長期間の介護に備えたい人

介護保険のメリットは毎月の掛け金で長期間の介護に備えることができることです。
自分の最後で家族に迷惑をかけたくないと考える方は多くいらっしゃると思います。
そういった気持ちが強い方には介護保険は適しているといえます。

・自分の貯金を元気なうちに使い切りたい人

体が元気なうちに旅行や生活水準を上げて楽しんでいきたいという方には介護保険はあっています。
介護保険に入ることで介護の備えを気にすることなく貯金を使い切ることができるからです。
また、死亡保障と一緒になっているタイプや、大病になった際の備えがセットになっているものもあるため、更に貯金を使い切りたい人には適するといえます。

介護保険が合わない人

一方で介護保険が合わない方もいらっしゃいます。
どんな方なのでしょうか。

・老後まで時間がある人

20代30代の方には介護保険は合わないといえます。
理由としては掛け金を積み立てている期間中に投資をしっかりと行っていれば資金を賄える可能性が大きいからです。
また、一般的な介護保険は定額タイプと呼ばれる100万円が支払われます、といった金額が決まっているものが多いためです。
そのため、物価の上昇(インフレ)に耐えきることができるかわからないことも注意が必要です。

・今後の家計に不安がある人

介護保険の支払いは老後まで支払い切らなければ保障を買った意味がありません。
そのため、毎月の家計がかつかつといった方には向かないでしょう。
介護保険はどうしてもほかの保険と比べた際にバランスを取らなければいけないジャンルになりますので、家計の確認は必須になるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
介護保険の概要をつかんで、商品を選択していってください。
商品を選定する際にはプロのファイナンシャルプランナーに相談するとよいでしょう。
必要な保障額を確認しながら皆さんの道しるべとなってくれるはずです。


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