ダイガクサイってなに?
ダイガクサイというと「大学祭」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
早稲田大学や慶応大学の大学祭は非常に人気ですね。
今回は「大学祭」ではなく「大学債」についてご紹介していきます。
そもそも債券とは?
債券とは借用証書のような仕組みのことです。
企業や団体がお金を調達する場合には銀行から借りたり、株式を発行したりします。
ですが、その際には会社の経営が株主の意見に左右されたり、銀行からの立場が弱くなってしまったりします。
債券を発行することによって多くの人から大量の資金を募ることができますし、契約内容に関しても自身で決めることができるようになります。
国が発行すれば「国債」、企業が発行すれば「社債」となります。
今までは多種の規制があり、大学で発行することは難しかったのですが、今回日本国内で初めて「大学債」が発行されました。
東京大学債の内容やメリットデメリットは?
東京大学債は2020年6月に発行されました。
条件は下記です。
期間 | 金利 | 調達額 |
40年間 | 0.823% | 200億円 |
大学への交付金が年々減っていることや、自由に研究を行うことを考えるときに債券を使うことが有効だと判断されたようです。
東京大学の債券は投資家から非常に人気で、50社以上の機関投資家から購入希望がありました。
現在の低金利下で40年間確定で一定の金利を獲得できることや東京大学を応援するという社会的意義が受け入れられ、投資対象とされているようです。
個人が東京大学債を買う方法は?
社会的意義やブランド価値、金利等から考えると東京大学債は非常に魅力ある投資先といえます。
個人でも購入できると銀行預金よりも金利がつけられますし、利用したいと考える人も多そうです。
ですが、東京大学債は現状機関投資家向けて、個人で購入することができません。
間接的に支援する方法はあり、飛騨市のふるさと納税の一部が東京大学債の購入に充てられています。
その他の地方債や国債に関しては個人で購入できるものも多いので債券投資も検討すると面白いでしょう。
債券投資を考えるなら
債券投資を考えるのであればファイナンシャル・プランナーに相談を行うとよいでしょう。
債券は格付けや利回り等非常に考えることが多いため、投資を初めて行うにはとっつきにくいからです。
プロの視点からアドバイスを受けることで納得して投資を行うことかできますね。
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