結婚前と後で変わる貯金の常識をデータからご紹介!
人生の一大イベントである結婚ですが、「結婚式や披露宴にかかるお金っていくらなの?」「これから2人で暮らしていくお金ってどれくらい必要なの?老後に必要なお金はいくら?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか?
そこで本記事は結婚前の貯金額はいくらぐらいあればよいのか、結婚後にはどれくらい貯金をしていけばいいのかを解説します。
「初めての結婚でお金をどれくらい用意しておけばいいのか知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
・結婚前の貯金額はいくら必要なの?
結婚前は結婚式やハネムーン、新しい生活への準備などでお金がかなり減っていきます。
「結婚前にはいくら貯金があれば安心なの?」と考えている方のために、結婚前の貯金額について説明します。
ゼクシィの調査によると結納から新婚旅行まで、結婚のイベントにかかる費用の平均額は510万円で、そこからご祝儀や両親・親族の支援を差し引いても夫婦で約200万円を用意しておく必要があります。
金融広報中央委員会の調査資料によると、20代独身男性、独身女性の貯金額の平均値は約150万円です。
2人で300万円なので「これだけあれば安心」と考えてしまいがちですが、実は20代は貯金に関する意識が低く、約6割の方が貯金が無いと回答しています。
つまり貯金が多い方と無い方の差がかなり広いため、パートナーにまったく貯金が無い可能性も十分にあり得るので注意が必要です。
「相手の貯金額は聞きづらい」と思ってしまうかもしれませんが、人生の一大イベントである結婚式を円滑に進めるためにも、結婚が決まった際には相手の貯金額がいくらなのかしっかりと把握したうえで、結婚式までに貯金ができるようなプランを立てていきましょう。
・結婚後の貯金は?
「結婚後はいくら貯金していればいいの?」「老後にはどれくらいお金を残しておいた方がいいの?」と考えている方のために、結婚後に必要な大まかな費用についてまとめました。
夫婦2人の1カ月当たりの生活費:月約22万円(年間264万円)
子供1人を育てるのに必要な金額:約2,400万円~3,000万円
マイホーム(土地+建物)の平均予算(全国平均):3,955万円
定年退職後の生活費:3,000万円
生活状況は地域や家庭の状況によって変わりますが、上記費用を目安に貯金を行うようにしてみてください。
結婚後の年代ごとの平均貯金額についても確認してみましょう。
20代の共働きであれば月に40万円ほどの収入があるため、生活費を差し引いて毎月10万円ほど貯金を続けると、お子様が生まれた時に奥様が産休に入られた際にもうまく対応できるかと思われます。
お子様が生まれ、マイホームや車などを所持し始める30代の平均貯蓄額は約400万円で、40代になると平均約600万円です。
50代になると子育てやローンも落ち着き、年収も上がっているため平均貯金額は1,800万円ほどに跳ね上がります。
これだけあれば定年退職時の退職金を合わせると生活費として3,000万円近く残せますので、「どれくらい貯金すればいいか不安」という方は貯金額の目安としてみてください。
・まとめ
本記事では結婚前と結婚後の貯金額についてまとめました。
結婚時のイベントにはたくさんのお金がかかり、結婚後はお子様やマイホームの購入などでお金を使うことが多いため、お金を貯めるタイミングとしては結婚後から子供ができるまでが最も効率よく貯金ができます。
老後に必要なお金は3,000万円と言われていますので、老後を安心して暮らせるようにするためにも若いころからプランを立てて貯金を行うようにしてみてください。