COLUMN

老後のための健康食品は意味がない?退職後から考える健康維持の費用や効果を解説!

定年退職後のシニア層が、人生のセカンドステージを謳歌するには「健康管理」は欠かせません。そこで多くの人が健康維持のために、毎日の食事や運動に気を配って生活しています。
最近の健康ブームにのって、テレビや雑誌で毎日のように○○を食べると身体に良い!とか△△サプリは健康に欠かせません!と情報を発信し、ちょっとやりすぎではないか?と思えるような「健康マニア」な高齢者があふれるようになりました。

第1章 老後のための健康管理!「平均寿命」と「健康寿命」ってなに?

「平均寿命」と「健康寿命」その定義とは?

誰もがいつまでも元気で長生きしたい、子どもたちに迷惑をかけたくない、楽しく生きがいのある生活を続けたいと思うことは当然のことですね。
最近では「平均寿命」という言葉より「健康寿命」というキーワードに関心が高まっています。「平均寿命」とは0歳の平均余命のことで、「健康寿命」は健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義されています。
世界でもトップクラスの「平均寿命」を誇る日本ですが、「健康寿命」と「平均寿命」の「差」という意味では、日本は世界トップの水準にないのが現状です。
寝たきりや認知症になっても、高度な医療技術によって「生かされている」高齢者生活がクローズアップされることも多く、その高額な医療費をまかなうための財源確保が社会問題にもなっています。

「PPK」と「NNK」ってなに?

最近では、一部の高齢者グループのなかで「PPK」という言葉が合言葉になっています。これは「ピンピンコロリ」を略した標語で、年老いてから、病気などで寝たきりになったり、認知症にならず、死ぬ間際まで元気に過ごし、活発に活動して最期を迎えたいという考えをあらわしたものです。またその対義語に、「NNKーネンネンコロリ」という寝たきりでも長生きするという標語もあります。
どちらにせよ、人生の終末問題は簡単に考えにくく、常に微妙な倫理や哲学的な思想問題をはらんでおり、PPKやNNTのどちらがいいとは一言では言えないのが現状です。

第2章 老後の健康管理はどうすればいいか?注意点は?

健康管理には健康食品?サプリメントは効くの?

先に挙げた「健康ブーム」のなか、いろいろな健康食品や健康サプリが巷に出回るようになりました。「機能性食品」や「特保」など、国の公的機関がお墨付きを与えて、体に良いと新たな健康食品がどんどん発売されています。そして、その多くは通常の一般的な食品よりも高額で販売されています。その市場規模は今や2兆円を軽く超えるといわれています。
個人の病気やケガを予防するレベルで考えれば、健康管理は個々の判断に任せざるを得ません。健康な状態で病院へ出向き、医師や専門家のアドバイスを受けるというのも現実的とは言えません。そこはやはり、個人がしっかりとした知識と考えをもって自己管理した生活を送ることが大切です。

そしていわゆる「健康食品」についての効果・効能についても、厚生労働省において「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の規定」により、「医薬品でなければ、人の疾病の予防や治療、身体の構造または機能に影響を及ぼす目的のものは認められない」とされています。これは、「病気を治すなどの効果のあるものとしては、医薬品以外は認められない」ということなのです。

サプリメントについても同様に、栄養の不足分を補う栄養補給には一定の効果はあるものの、過不足の判断もせずに利用することは無駄な摂取や過剰摂取につながります。
このように、市販されている高価な「健康食品」や「健康サプリ」は、あくまで「食品」でありその効果については未知数であり、病気などの予防に役立つと言い切れるものばかりではないということなのです。

第3章 本当の健康って何だろう?目指すべき健康生活とは?

増え続ける健康食品とサプリメントの高齢愛好者

高齢者になると体のどこかは具合が悪くなってくるものです。足腰が痛いとか、血圧が高いとか。たしかに誰もが歳はとりたくないものですよね。そこでテレビや雑誌などの情報をもとに自分で考え、健康食品やサプリメントなどで健康維持に「お金」を費やし、月に何万円も使い、さらに病院で何種類もの薬をもらい、健康食品と薬漬けの生活を送る高齢者はたくさんいます。社会保険費用の負担額を考慮すれば、月に何十万円も使う人も珍しくないでしょう。そして、それが本当の健康に結びつくかというのは疑問です。

病気の原因の多くは「ストレス」です!ストレスフリーを実現しよう!

現代社会において、「病気のもと」は「ストレス」と言われます。現役を退職し、ストレスから逃れた生活ができるようになったのに、ストレスフリーなセカンドライフに自らが「健康生活」と題した「ストレス」を与える生活を送る高齢者がたいへん多いのが現状です。
「ストレス」が体に最も悪いということは、説明する必要はないかと思います。そこから逃れるには「自然体」を維持することが大切なのです。

過度な健康維持活動は必要ありません。食べたいものの無理な制限や過度な運動は身体に良くはありません。自分の身体が欲するものを、バランスよく美味しく食べる。日常生活のなかで無理なく運動したり、おしゃべりや趣味に興じたりすることは心身にとって大切な健康維持活動です。これが「健康寿命」を延ばす秘訣なのです。

第4章 相談料は無料!充実した健康生活もFPにおまかせ!

常日頃から健康食品や健康器具に大金を費やすのであれば、その一部を家族との旅行費用やお孫さんへのプレゼントにあててみたりするのもいいでしょう。また、万一に備えた保険に充てるなど、いつ何が起こっても心配のない生活を送れるように準備することも大切です。
自分に無理をせずに、自然体で穏やかに過ごすことが本当の健康生活です。健康維持のために今あるお金を費やすのであれば、その一部でもきたるべき未来への備えにしておくことも大切です。日頃の家計や貯蓄、保険などの資産活用を身近なファイナンシャルプランナーに相談して、充実したシニアライフを送りましょう。

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