生命保険に入る必要はない?加入率88.7パーセントの生命保険に入る理由とは
近年、生命保険にはいる方の割合が少なくなってきており、「本当に生命保険に入る必要はあるの?」という声も上がっているほどといわれています。
しかし、実際に生命保険に入っている方の割合は、全世帯のおよそ90パーセント。それでは生命保険に入る理由は一体何なのでしょうか?
今回はなぜ約90パーセント以上の人が生命保険に入るのか。その理由とどんな時に生命保険が必要になるのかを解説していきたいと思います。
第1章 生命保険は一体何のためにあるのか
加入率が全世帯の90パーセントを超える生命保険ですが、生命保険は一体何のためにあるのでしょうか?
生命保険お主な役割とは?
生命保険に入る方の多くは「知人に勧められた」や「周りの人が入っているから」など多くの方に共通するのは生命保険の必要性をあまり意識していないということ。
それでは生命保険はどんな時に必要なのでしょうか?
生命保険は主に死亡保険と言い換えられ、加入者の方が亡くなってしまった際に保険金が降りてくる仕組みになっています。生命保険では降りてきた保険金で残された家族がちゃんと生活するための仕組みになっており、主に生命保険は一家の大黒柱である方が加入することが一般的になっていました。
このように生命保険が担う役割は、あくまで加入者ではなく加入者の方が大切にしたいと考えている方を守るためのもの、という点にあります。そのため、結婚や出産など、自分にとって大切な人ができた時には生命保険の加入や見直しの検討をおすすめします。
第2章 どんな人に生命保険が必要?
生命保険加入率がダントツで高い日本ですが、そもそもどうしてこんなに生命保険に加入する方が多いのでしょうか?
家族がいるなら生命保険は必須
生命保険の役割は自分のためではなく、自分の大切な人へ残すための保険です。
そのため家族がいる方は生命保険に入らなければ、もしものことがあった時に残された家族が路頭に迷うことになりかねません。
こういった理由があるために家族をもつ方が増える30代になると、生命保険に入る割合が多くなるのです。
税金対策にもなる
生命保険を利用するということは、その方の生命を補償するだけのものではありません。実は生命保険には相続税などで控除を受けて節税することができるのです。
生命保険の節税控除額は500万円×扶養人数。その分の控除を受けることができるため、生命保険と合わせて控除を受けるために生命保険を利用しているという方も少なくはありません。
第3章 生命保険に入る際に注目しておきたいポイント
必要なのは何に重視した保険なのか
生命保険は契約者の方の命の保険という認識だけでは説明しきることはできず、自分のタイプにあった生命保険を選ぶことが重要になってきます。
死亡保障が大きい生命保険
生命保険は主に契約者の方にもしものことがあった際に残されたご家族が自立して生活することができるような保障が一般的です。
そのためその保障を一番に考えて保険を選ぶことも可能です。実はこの死亡保障の機能は学資保険や就業不能保障など様々な保険に共通して備わっています。
そのため、生命保険を固くつくっておくことで必要のない他の保険に入る必要はなくなるのです。このように必要となる保障を中心に保険を考えていくことで月々の保険料を安く抑えてしっかりとした保障を保つことができます。
終身型の生命保険で貯蓄をしっかりと行う
生命保険には死亡保障だけでなく終身保険のように老後や将来の貯蓄のために加入するような保険が存在します。こういった貯蓄型の保険では解約して貯蓄していたお金を受け取ることが最終的なゴールになりますが、貯蓄型の保険には返戻金というお金が存在し、この返戻金がこれまで積み立ててきたお金より多くなった際に解約をすることでより多くのお金を受け取ることできます。