お子さんが2〜3歳くらいの年頃になると考え始めるのは幼稚園・保育園の入園を考える頃かと思います。しかし世間一般から見て幼稚園と保育園はどう違うのか、一概に言ってもなかなかわかりませんよね。そこで今回はそんな幼稚園と保育園の違いからどんな人がどちらに向いているのかを、お金のことも絡めながら解説していきます！

第1章　保育園と幼稚園の違いを一から確認しよう！

保育園と幼稚園はどう違う？

保育園と幼稚園の違いは２つ。管轄の違いと目的の違いです。
保育園は未就学児の保護者がいない際に代わりに面倒をみることが可能な施設になっており、厚生労働省が管轄しています。
対照的に幼稚園は未就学児が学校教育法で定められた「幼児の心身の発達を助長すること」と取り決められており、管轄は文部科学省になります。
もし保育園と幼稚園でどちらに通わせようか迷っている方がいらっしゃれば以下のようなことを元にご検討ください。

保育園と幼稚園の料金の差は？質は変わる？

保育園と幼稚園は管轄が変われば内容や料金体制ももちろん変わってきてしまいます。

幼稚園の料金体制

・一律の料金設定
・入園金が必要になる
・時間外保育が可能になる
・幼稚園指定の制服や行事の料金がかかる

公立幼稚園では平均的な料金は年間15万円ほどと言われており、私立幼稚園では37万円ほどが相場の値段となっています。
幼稚園の場合は子どもを預かることを目的としたものではないため、行事ごとやさまざまなグッズにお金がかかってしまいます。そのため幼稚園は小学校前の教育段階と考えて、目的に沿った選び方をすることをおすすめします。

保育園の料金体制

・世帯の収入によって料金が異なる
・一人目の子供が入って保育園では二人目以降の料金は安くなる
・時間外保育は別額請求となる

保育園の場合は世帯収入によって保育に関する料金が変わる形になっており、毎年初めには料金体制に関する相談が可能になっています。
一般的に保育園は地方自治体の補助金をベースに管理されている認定型保育園のことを差しますが、今では非認定の託児所のような保育園もあり料金体制も一律の場合や日一律の場合とバラバラになるケースが多くあり、時間外保育に別料金がかかってしまうため一概にいくらというようには言えませんが、平均すると保育園の月の保育料は2〜3万円程度です。地域によって料金が変わるため保育園を希望される方は直接ホームページや電話相談などで確かめてみることをおすすめします。

第2章　結論、幼稚園か保育園かは目的別に決めよう！

以上で説明したことが保育園か幼稚園かの違いになります。
保育園と幼稚園では大きく所轄系統も異なり目的別にも入園はされてしまいます。もし一定時間預かってもらうことが目的である場合は保育園、小学校に上がる前の教育として考える場合は幼稚園を選んだ方がいいと言えるでしょう。

小学校に上がった後の違いは？

特に世の中で成功している人間が幼稚園出身や保育園出身だということで左右されるということは全くありませんが、保育園と幼稚園では小学校に上がった後の違いがないわけではありません。
幼稚園では小学校に上がる前に必要とされている簡単なひらがなの読み書きや計算、さらにはアルファベットの語順までを教育していることが多くあり、小学校に上がった時には多少なりとも学力に差がついているのは否定できないと言えるでしょう。
特に昔と比べて現代の幼稚園のでは読み書きや計算のレベルも、小学校が私立の場合を想定していたりするなど、さまざまな場面で幼稚園で習ったことが活かされることが多くなるかもしれません。特にこれからは教育改革などで小学校での英語が必修などになってくるとより幼稚園で習ったこと、幼稚園から英語に慣れていたことなどで教育のクオリティに差が出てしまうことが多くなるでしょう。

第3章　幼稚園に入れる場合はお金がかかる！教育費の計画をFPと一緒に立てていこう！

今回は保育園と幼稚園の違いについてご紹介してきました。幼稚園は保育園と違い教育目的で、入園が進められているためお子さんを預かってもらうということが主な目的となる場合は保育園に入園する方がいいかもしれません。
そうなってしまった際には幼稚園に入るために少しでもこれからのお金について考えていく必要がありますよね。しかしお金の計画を一人で立てていくと間違ったお金の計画になりかねません。そこで無料で相談できるFPに相談しながらお金について考えていきませんか？
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