2020年の4月から、これまでの学校教育が大きく改革されることをご存知でしょうか。

以前の受験戦争時代の「詰め込み教育」といわれた内容から「ゆとり教育今回の教育改革の目的は、社会や時代の変化への対応を主とした実践的な内容となっています。

これまでの、ただひたすらに知識を詰め込んできた教育の内容を見直」経て、また日本の教育は新たな局面を迎えます。

そして、その知識をどのように実社会で活かすかという点で、知性が求められる内容へと変わるのです。

それでは、実際に、これまでの教育内容とどのような違いがあるのかを検証し、わかりやすく解説していきましょう。

小さなお子様や、これから受験を迎える子どもさんがいるご家庭の親御さんは、是非とも参考にしてくださいね！

第1章　2020年の教育改革とは？どんな内容？

世界情勢を含め、社会の状況は常に変化し続けるものです。特に、現代ではAIやIoTといった新たな技術が急速に発達し、つい最近社会にでた若者でさえついていくのがやっとという有様です。
そこで、社会の変化に伴い、そこで求められる人材も変化します。その「変化」に対応できる「力」をもった人材を育成することが、今回の教育改革なのです。

教育改革で変わるもの

2020年の教育改革では主に3つの改革を行います。それは「新学習指導要領の導入」と「大学入試改革」、「英語改革」に大別されます。

それでは、それぞれについて解説しましょう。

新学習指導要領

新しく学習指導要領が導入されると、学校教育の内容が変わります。
今回の改正目的は次の3つです。
・学びを社会や人生に生かそうとする、学びに向かう力と人間性
・生きて働く知識と技能
・未知の状況にも対応できる思考力と判断力、表現力を身につける
上記のように、これまでの教育のようにただ知識や技能を習得するだけの内容からは大きく進んだ内容となりました。身につけた知識や技能を、どのように使い活かすかという「アクティブラーニング」を授業で実施することが求められるのです。

大学入試改革

大学入試改革では、大学入学共通テストと個別の大学入試の試験内容がそれぞれに変化します。

・大学入試共通テスト

従来のセンター試験が大学入学共通テストに変わります。英語や数学の記述式問題などは、今後に体制が整い次第、順次取り入れられる予定です。

・個別大学試験

各大学における個別試験においても、今後は「多面的で総合的な評価」を導入し、学校の成績だけでなく課外活動も重視します。このように、これからの大学入試には、志望校に合わせて高校時代に多様な経験を積むことが必要になると言えます。

英語改革

英語改革では、小学校の3年生から外国語活動がスタートします。
これまでは、中学生から英語の学びを本格的にスタートしていました。しかし、日本人の外国語に関する対応は、世界的に見ても遅れており、今回の改革で大きく見直されました。
これにより、大学入試においても4技能（聞く・読む・話す・書く）が総合的に評価されることになります。これまでの中学・高校で学習する英単語数も約3000語から４～5000語程度に増え、使える英語学習になる予定です。

第2章　新たな教育方針

これまでの日本の教育方針は詰め込み型の教育で、努力による「暗記」が重要視されてきました。しかし、これからの教育では努力して得た知識をどのように使うかという「思考・判断・表現」という能力が試されます。このような点を理解し、学習や社会に「適応する」ことが求められる時代になったということなのです。これを実践するために、これからの教育改革は5年間という時間をかけて行われていきます。そして、今後も発展を続けていくであろう未来の社会に適応するだけでなく、未来の世界を担い作っていく人材を育てることが大きな教育の指針となっているのです。

第3章　子どもの教育で困ったらFPに相談しましょう！教育費の段階で一緒に断捨離！

今回の教育改革について、これから子どもの勉強にどう向き合っていけばいいのかを不安に思う親御さんも多いのではないでしょうか？
自宅学習や塾での学習、家庭教師にオンライン授業など、その内容や手段も増える一方です。

そんなときは、すぐにFPに相談してください。

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