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食費と年収の適切な割合は○%!これから増える食費をどうすればいい?家庭にあった方法を選ぶ秘訣を解説

働き方改革やリモートワークが推し進められている現在、家で食事をするという方が増えているのではないでしょうか?

独身貴族は毎晩外食で午前様!などという若者も少なくなりました。
その背景には、もちろん長引くデフレ問題や格差問題などがあります。他にも、若者のお酒離れや会社での人間関係の希薄化など、あげればキリがありません。

いずれにせよ、今後も外食から家庭での食事が増えたり、中食といった総菜やお弁当などを家で食べるスタイルが広まっていくことでしょう。

そこで、家庭における食費が年収で考えるといくら位が適正なのか。興味のある方が多いと思います。

今回は、そんな食費についてFPが解説していきます。是非とも参考にして下さいね!

第1章 食費と年収の関係

かつての高度成長期時代、食費に関して良く使われたのが「エンゲル係数」という数値。これは家計の消費支出に対する食費の割合を%で示したものです。

年間収入十分位別エンゲル係数・年間収入 (2017年(二人以上の世帯))

出典:家計調査(総務省統計局)
図のように、一般的には年収が上がるとエンゲル係数は下がる傾向にあり、エンゲル係数が高い家庭は家計が苦しいという判断材料にされてきました。

エンゲル係数の計算方法

エンゲル係数=食費総額÷消費支出×100(%)で表されます。

消費支出とは、水道光熱費や食費、日用品を買った費用など、日常生活で消費されるお金の総額です。ただし、貯金、ローンなど借金の返済、生命保険・社会保険などの保険料、税金の4項目は消費支出からは除きます。

このように、エンゲル係数を用いた食費の考え方が長らく使われてきましたが、最近では生活様式の多様化で、エンゲル係数という言葉が使われることも少なくなりました。

これは家庭での食事に関する考え方が変わってきたことで、「食事」が娯楽要素の一つに含まれるようになったということでしょう。

総収入から食費を考える方法

これはエンゲル係数のように消費支出と食費を考えるのではなく、総収入から食費以外の生活費や貯蓄費用などのすべてを差し引き、その残りを食費に充てるという考え方です。
この方法では一概に目安が分からないので、ひと月分は様子をみる余裕が必要です。また、予想外の出費なども考えられるので、ある程度のお金を余分に残すことも考えましょう。

第2章 食費の割合変化

上記のように、エンゲル係数で見る家計内の食費の割合は30%~20%となっています。
実際には、高収入のご家庭の家計では外食費用などが食費ではなく交遊費として計上されたり、仕事上の経費としてあげられたりと現実の数字よりもエンゲル係数が低くなっていることもあるでしょう。このようなことから、エンゲル係数の実質的な数値は、一般家庭では30%~25%位が多いと考えられます。

しかし、働き方改革やリモートワークにより、今後はさらにお家でご飯を食べるという機会が増えることが予想される現代社会では、まもなくこの数値も変化していくことでしょう。

また、その食費の内容もお米や調味料、野菜、肉、魚といった材料から、出来合いのおかずやお弁当、デリバリーの食事といった中食費が占める割合が大きくなると予想されます。

それに伴い、食事がただ食べるという行為から家族や友人との会食や娯楽という存在に変わっていきます。そうなると、食費という項目がさらに広がり、娯楽費や交遊費となり、家庭の消費支出の中でさらに大きくなるということなのです。

第3章 食事を楽しむ

食費はこれまで、無くすことの出来ない生活費として大きな割合を占めてきました。もちろんこれからも、人が生きていくためには食費を無くすことは不可能なこと。しかし、食事をただ生きるために食べるという概念はなくなり、家族や友人と楽しむことになりました。

エンゲル係数の項でも書きましたが、食費のウェイトが大きい家庭は生活が苦しい家庭という考え方が変わったということなのです。

食事の時間はいつも楽しく嬉しいもの。家族や大切な人と、美味しいものを食べながら団らんする時間は人生においても大切な時間です。夫婦2人のご家庭なら質の良いものを少量で。育ち盛りのお子さんのいる家庭では、タンパク質を豊富に含んだ肉や魚を使ってたまには友人家族とBBQなども面白いですね。材料だけでなく、環境を変えることでも安くて美味しい食事ができます。各家庭で、自分たちに合った食事内容を工夫してみて下さい。

第4章 食費のことで困ったらFPに相談を!

もしもあなたのご家庭の食費に困ったときは、是非ともFPに相談してください。FPは保険や金融商品の専門家だけでなく、お家の生活やお金にまつわる全般的な診断とアドバイスをする生活ドクターです。FPは、お電話一本でいつでもあなたのご自宅まで無料で出張相談に伺います。日時も土日祝問わず、365日年中無休で対応いたします。FPはいつでもあなたの家計や家族の応援団として、安全で安心なプランを提案いたします。もしも、あなたのご家庭でお困りごとや悩み事があればFPになんでも相談してください!

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