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外貨建て保険って何?資産形成に向いている外貨建て保険をいちから解説!

老後の資産形成の手段としてある投資。投資には不動産投資や為替、現代ではビットコインなどの仮想通貨も投資の1つとしてありますが、投資話に絶対安全という考えはなく、常にリスクと隣り合わせになります。
そんな中、外貨建て保険という保険と投資が混ざったような資産形成方法があることを皆さんはご存知ですか?
今回は老後の資産形成に向けて外貨型保険のメリットとデメリットを踏まえて、外貨建て保険について解説していきたいと思います。
老後の資産形成で投資を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

第1章 外貨建て保険は安全?いちから知りたい外貨建て保険のあれやこれ

外貨建て保険に関する記事をみていると外貨建て保険は安全であるや外貨建て保険はリスクが少ないという文言を目にすることがありますが、結論から言うと外貨建て保険は決して安全な投資方法とは言えません。

外貨建て保険とは?仕組みを解説

外貨建て保険の仕組みは保険に加入する際に預けたお金を積み立てていき、積み立てたそのお金を返戻金として受け取る時に外貨として換算し還元する仕組みになっています。
たとえば、保険加入時に一ドル100円だった場合に保険に50万円かけたとしましょう。
積み立てていき返戻率が110%になった時に保険を解約すると、単純計算して550,000円になりますが、保険として預けていたお金は保険会社に外貨として運用されるため、返戻金として還元される際に一ドルが90円になっていると450,000円になってしまうと言う計算になります。
このように外貨建て保険というのは為替のような形で資産を形成していくれっきとした投資行為になるのです。
では為替と同じメリットとデメリットになっているのでしょうか?
以下では外貨建て保険と為替の違い、メリット・デメリットの違いについてご紹介していきます。

外貨建て保険のメリット
・超低金利時代だからこそ運用がしやすい

現代の日本は超低金利時代となっており、一般的な普通貯蓄型保険を購入したとしても金利運用で儲かるどころか生計を立てることはほぼ不可能です。
しかし外貨建て保険であれば外貨の変動に合わせて保険の解約や契約ができるため金利に関係なく保険料を得ることができます。

・保険料が割安になる

外貨建て保険は日本にある貯蓄型保険と比べて保険料が割安になっていることが多くあります。日本では2016年から現在(2019年)にかけてマイナス金利政策が続いており、普通の保険では低金利で運用ができない代わりに、外貨としてある保険商品であれば保険会社も大規模な運用ができ、運用もしやすいため元の保険料を安く抑えることができるという特徴があります。

・資産分散の幅が広がる

外貨建て保険は円だけでなくドルやその他、保険会社が指定している通貨であれば運用が可能になっているため円だけでなくその他の通貨にリスクを分散させ資産の保有を比較的安全にすることができます。
天災が多い日本ではこのような資産分散によって資産を安全に確保することに目を向けた投資家の方は多くいらっしゃいます。

・積み立てた以上のお金を受け取ることができる

外貨建て保険の一番の魅力はなんと言っても返戻率と合わせて為替変動に対応して積み立てたお金以上の金額を受け取ることができるということ。
特に外貨建て保険の契約満期の際に円安になっていれば確実に積み立てたお金以上のお金が手に入るため、普通の保険とは違った利益の出し方が可能になっています。

外貨型保険のデメリット
・手数料がかかる

外貨建て保険のデメリットとして真っ先に挙げられるのは手数料がかかってしまうというポイント。加えてその手数料は他の投資の手数料と比較しても高く、投資の初心者の方の多くは利益を出しても手数料や違約金などを考えるとトータル的に損をしてしまうということもあります。

・初心者に向いていない

円の変動を予測して保険の加入を考えるのが外貨建て保険になりますが、外貨建て保険は保険の満期に合わせて円相場が決まってしまうため、円が安くなったから売りたい!と思っても売ることができず、円相場に加えてその売る時期を加入前から予測しなくては利益を出すことは難しいのです。

・積み立てたお金より少ないお金が戻ってくることになる可能性も

やはり外貨建て保険のデメリットとして挙げられるのは、保険としてあるはずの保険で損害を出してしまう可能性があるということ。堅実に保険として積み立てて返戻率で儲けを出すということの方が実際に儲けを出すコツになるのかもしれません。

第2章 外貨建て保険はおすすめできない?お金のプロがみる外貨建て保険の実態とは

以上でご紹介したのが主な外貨建て保険の概要になりますが、実際に外貨建て保険を利用した方々の意見はどうのようになっているのでしょうか?
実は外貨建て保険は実際にお金を運用しているプロの型でもなかなか運用が難しいとの声も多くあり、資産形成は難しいという意見も。そこでここでは実際に資産形成を外貨建て保険で運用した経験者のかたの意見をまとめて見ました!

外貨建て保険を利用したAさん

「外貨建て保険を利用していますが、商品自体はさして悪いものではありませんが、とにかく手数料が高く続けるかどうかを悩んでいます。しかし続けなかった場合にも契約期間内に解約をしてしまうと多額の違約金を支払ってしまうことになるので、そう簡単に解約ができないのが現状です。
当初外貨建て保険の説明を受けた時には違約金や手数料について説明を受けたつもりですがこれほどまでに高いとは…。
運用期間も長く、違約金の問題もあるので解約しようにも違約金となってしまってはもう考えることができません」

外貨建て保険の手数料は平均して5%前後、この数字は一般的な投資信託や為替などの取引手数料が2~3%弱であるのに対して外貨建て保険の手数料はあまりにも手数料の負担が大きいことがわかるかと思います。加えて違約金などのリスクを含めるとそう簡単に途中で投資運用をやめるわけにはいかないことがよくわかるかと思います。

外貨建て保険で損をしてしまったCさん

「私は短期的な外貨建て保険を利用して満期になってから解約しました。実際に儲けが出た訳ではなく、どちらかといえば手数料や直前の解約で違約金が発生してしまったためトータルでいうとマイナスでした。外貨建て保険は将来の円の価値を予測して緩く投資をしていこうと考えていましたが、短期的な外貨建て保険しか当時はなかったため仕方なく短期の外貨建て保険を選んだのが間違いだったのかもしれません。
外貨建て保険は為替のように円の相場変動を考慮して売りたいときに売れるものではないのでその分自由度の低い点が問題だと感じました。」

外貨建て保険のメリットとして保険としての機能を利用して安い保険料で利用できるというポイントがありますが、実際に円の変動で利益を出すような投資の面で考えれば最初から為替取引などで利益を出すほうが、売りたいとき買いたいときに取引ができるため得策だといえるでしょう。実際に外貨建て保険を行なうより先に為替取引をするという方の方が多いのも事実です。

外貨建て保険の利用で儲かったDさん

「外貨建て保険を利用して数十万円の利益を出しました。もともと投資の経験があり長期的な円の変動を予想して買いました。たまたま円の相場にあう外貨建て保険があったため購入しましたので儲けが出ました。特に困った点はありませんでしたが、投資信託などの取引と比べて手数料が高いのが気になりました。」

この方は投資経験者ということもあり円の変動の予想ができたというポイントが大きく外貨建て保険に役立ったようです。しかしやはりどの方にも共通しているのは手数料が高い、違約金が高いというポイントでした。
もちろん初心者の方も老後の資金づくりとして外貨建て保険を利用するのも1つの手かもしれませんが、ひとりや予想なく外貨建て保険を利用するのはどうも手数料や違約金などの面から考えてもリスクの低いものとはいえないでしょう。
そこで外貨建て保険やそのほかの老後の資金づくりをする際には一人で抱え込まずにお金のプロに、その資金づくりにはどんなリスクがあるのか、どんなメリット・デメリットがあるのかを確かめながら行なって行くことをおすすめします。

第3章 老後の資産運用は必ずお金のプロに相談を!あなたのそばにFPの存在を

以上が外貨建て保険と老後の資産運用の方法になります。外貨建て保険のように初心者ではなかなか上手くいかない資産運用方法もありますが、老後の資産形成にしっかりと向き合うことで貯蓄型保険などの安全な資産形成方法もあります。しかし何事にも不安や心配事はつきものです。貯蓄型保険でもどんな保険を選べばいいのか、契約満期までしっかりと継続して積み立てができるか、返戻率を計算してお得に積み立てができるかなど、最初はわからないことばかりです。
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