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【月収から算出】毎月の食費はいくらくらい?外食の頻度を考えると平均はどのくらい?節約術も紹介!

日々の生活費のなかで、毎日欠かせないのが「食費」ですよね。家計を赤字にしないためには、あらかじめ予算を決めて、その中でやりくりするのが大切!
では、食費にかけていい費用が収入の内の何パーセントを目安にすればいいのか?生活費と食費のバランスの良い計画の仕方について検証していきましょう。

第1章 「エンゲル係数」であなたの収入と食費のバランスをチェック!

エンゲル係数ってなに?

収入と食費のバランスは?と聞かれると、よく耳にする言葉が「エンゲル係数」ですよね。聞きなれているようで、いまいちよくわからないのがエンゲル係数ではないでしょうか?
総務省が行う家計調査において、エンゲル係数とは「飲食にかかる食品やサービスに対する支出総額が、家計の消費支出の何%を占めるか」で表されます。つまり外食費用も含まれる金額もエンゲル係数の数値に入るわけです。

エンゲル係数(%)=食料費÷消費支出×100

参照:総務省 統計局 家計調査

収入差とエンゲル係数差はあるの?

総務省のデータを見ると、戦後の高度成長時代からエンゲル係数は下がり続け、低さのピークは2005年の22.90%でそこからじわじわと上がり2017年には25.75%となっています。
現代では昔に比べて、水道光熱費やレジャー費用、通信費用や子どもの学費など、お金が必要なジャンルがどんどん増えて、食費が生活費の中で占める割合が低くなっています。
そもそも、食料品の物価の上昇が食物の輸入関税引き下げなどの影響で、それ以外の物価の上昇に比べて低くなっていることも要因といえるでしょう。
また収入が高くなればなるほどエンゲル係数が低くなる傾向もみられますが、大体23~28%以内となっています。ですので、大体収入のうち25%位を食費に使っていいんだ!と考えるのは危険です。
単純に年間所得が300万円の家庭と700万円の家庭では、食費を同じ25%とすると300万円×25%=75万円と700万円×25%=175万円という結果となりますが、これをそのまま鵜呑みにはできないのです。
実際に食費にかける費用にこのような差があるかといえば、実のところこんなに差は出ていません。所得が約2.5倍だからといって、2.5倍も量は食べませんし、日頃から高価なものばかりを食べるわけでもないからです。
ですから高額所得者ほど、一般的にはエンゲル係数は下がるわけです。

・エンゲル係数は可処分所得で考えよう!

これは、所得部分を「可処分所得」に置き換えるとわかりやすくなります。
「可処分所得」とは、収入総額から社会保険料などを差し引いた手取り収入と考えてもらえばいいと思います。収入分をこの可処分所得をベースに、また食費のうち外食費を除いた費用を家庭内食費とした場合には、「エンゲル係数」に10ポイント近い大きな差が出てきます。
高収入の家庭では付き合いの外食費用が多くかかっている傾向が強くなっていますが、可処分所得での割合は低くなります。収入が低い家庭では、外食頻度や金額が少なくても可処分所得に占める割合は高くなります。
直近の総務省データによると、可処分所得と家庭内食費でエンゲル係数を計算すると、300万円の家庭は22.2%で700万円の家庭は14.3%という数値が出ています。これは家庭内で食費にかける金額が、所得に関係なくある程度一定であるという証拠です。

今の食費に無駄はないか?を検証しましょう

では、所得が低ければ低いほど食費にかける費用を抑える必要があるか?といえば、そういうことではありません。ケチケチとした食事をするとか、安いものばかりを食べるとかでは、いつまでたってもそんな生活から抜け出ることはできません。
ではどうするか?実はお金が貯まらない人の特徴が、自分の買い物や食生活の癖がムダを作り出していることに気づいていない場合が大変多いのです。

第2章 やりくり上手な食費節約のポイント!

1.買い物の癖を見直す

安いからといってまとめ買い。そして食べきれずに捨てる。
冷蔵庫がいつもいっぱい。気づかぬ間に賞味期限切れ。
コンビニでつい…無駄遣い。
お茶やコーヒーなど、なんでもスーパーのペットボトルを買っている。
新商品になんでも飛びつく。
などなど…

2.いいもの!にもこだわる

旬の食材は美味しくて安いものです。どんどん季節感のある食材を取り入れましょう。
調味料にこだわる。安い調味料(しょう油やみりんなど)は以外に味も出にくく、結果的に味も落ちれば量も使います。良いものを少量という使い方が案外節約につながります。
こだわりの一品をもつ。お米や卵、しょう油など、毎日の食事が楽しみになる一品があると、外食頻度が減ったり、食べ残しや間食も減ったりして健康にも良い食生活が送れます。

3.残り物を捨てずに活用する

まず、毎日の買い物前に冷蔵庫の中身を確認して残り物をチェック!
そして料理をして出る残り物も有効活用しましょう!魚の煮汁で野菜や高野豆腐の含め煮をつくったり、余ったパン粉でふんわりオムレツを作ったり。
大根の皮できんぴら大根、葉っぱは味噌汁や炒め物などなど、上手く活用すれば美味しくなる廃材は山とあるものです!

4.ストックもどんどん使いましょう!

お中元やお歳暮、もらいものの缶詰や調味料などは古くなる前にどんどん使いましょう。缶詰や調味料は賞味期限が長くても、やはり劣化し味が落ちていくものも多いものです。美味しいものは美味しいうちに頂きたいものですよね。ありがたくすぐにいただきましょう。そして美味しかったですと、すぐにお礼を言いましょう!

5.お酒はほどほどに

令和元年10月より消費税が増税されましたが、軽減税率適用により食品は基本的には8%に据え置かれています。しかし、酒類は適用外で10%に増税されています。また、外食費も10%と上がりました。安い酒をガブガブ飲むことは控えて、お酒もいろいろな意味で質と量を調整して「良いお酒」を楽しみませんか?

第3章 上手な食費のやりくりで豊かなライフスタイルを!!

FPに相談して生活の無駄を見直しましょう!

このように「毎月の食費」について検証してきました。「食費」は毎日欠かすことは出来ない費用です。そして、毎日のことだからこそ、自分の買い物の癖に気づきにくいのも事実です。しっかりやりくりしていそうでも無駄がいっぱい!なんてこともよくあります。
気になる方は是非一度、ファイナンシャルプランナーに相談してみて下さい。食費以外でもいろいろな家庭の無駄が見つかるかもしれませんよ。浮いたお金で温泉旅行!も決して夢ではありません。

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