皆さんは車の購入を検討された際にどのようにして資金調達されたでしょうか。
マイカーローンで購入する方法や、残価設定ローン、一括等、車の購入方法には色んなものがありますね。
車は一生で何度かの大きな買い物になります。
少しでも安心して購入できるよう購入方法について比較していきましょう。

①マイカーローン

最初に紹介するのは、マイカーローンです。
これは、ディーラーや金融機関のローンを利用して、車を分割払いで購入する方法です。
一般的には3～5年ほどの短期間借り入れが多いですが、金融機関によっては10年ほどの長期にわたってローンを組める場合もあります。
金利に関しては1～2％の低金利融資が受けられる場合が多いです。
お金が手元になくても購入ができることがメリットになります。手元資金が全くない、運用している資金を出したくないといった事情が
ある場合に積極的に活用することになります。

②定期預金

銀行にお金を預ける最も一般的な方法として、普通預金が挙げられますが、定期預金を利用するという選択肢もあります。
いつでも好きな時にお金を預けたり下ろしたりできる普通預金とは違い、定期預金は希望する金額を定められた期間ずっと口座に入れておく方法を指します。
金利は現在ほとんど尽きませんが、強制的に貯蓄をできるメリットがあります。
5年後に車の買い替え予定がある、メンテナンス費用を用意しておかなければならないといった場合に効果的です。

③保険積立

保険は、有事の際の莫大な出費負担を抑えるために加入(＝何かあった時のために)するのが一般的ですが、中には保険積立と呼ばれる貯蓄性がある保険商品も存在します。
メリットとしては保険積立の場合は保険会社が倒産しない限り安定した運用利回りが得られることです。
契約時に〇年後にいくらになるという見通しが立てやすいので、資金計画を引きやすいです。
デメリットとしては投資信託等の運用と比較すると利回りが低い傾向にあること、引き出しにくいため途中での資金用途変更がしずらいことが挙げられます。

④残価設定ローン

残価設定ローンとはマイカーローンの亜種になります。
マイカーローンは車の購入を前提としてローンを組むのに対して、残価設定ローンは車をローン終了時期に売却することを前提にローンを組みます。
そのため、購入する場合に比べて返済額を抑えることができます。
ローンの終了時期には実際に売却する場合もありますし、買い取ることもできます。
残価設定ローンをいったん引いておきつつ、将来定期預金でためたお金で買い取ることもできるので、資金計画を柔軟にすることができます。

まとめ

本記事では、車の購入資金の確保方法について解説しました。
自動車を購入するときには大きなお金が動くものです。
購入資金をどう確保するか、迷っている方はFP相談をするのがお勧めです。
「家計のプロ」でもあるファイナンシャル・プランナーは、家庭の事情や将来の予定に応じて、家庭ごとに適切な収支計画を立ててくれます。
ぜひ検討してみてください。