執筆ライター 吉村平姫

毎日の暮らしの中で少しでもお金を貯蓄に回すために日々コツコツ努力しているのにも関わらず、なかなかお金が貯まらない…と感じているご家庭は多くあると思います。
実は節約するというのは、毎日使っているお金を減らすのではなく、家計の状況をしっかり理解し、節約ができる基盤を作ってからでないと貯蓄にお金を回すのは難しくなってしまいます。
そこで今回は、しっかりと節約ができる家計にするための基盤づくりとFPがおすすめする節約術をご紹介していきたいと思います。

第1章　現在のお金を見直す

「節約が大事！」と思っている方に多くあるパターンとしてこれまで使っていたお金に無頓着であるということです。今まで使っていたお金を整理して節約をしなければならないのにも関わらず、これまでのお金の管理を全く考えずに節約ばかりを考えていても出費を減らすことはできません。そこで節約を考えている方にはまず、これまでのお金の流れを考えていくことをおすすめします。

固定費を概算して把握

まずは家計の固定費について概算を出してみましょう。
多くの家計の固定費の概算として上がっているのは水道光熱費・ガス代・通信費・食費・雑費・保険料などになるのが一般的かと思います。
しかし、多くのご家庭で月々に変動してしまう費用をあまり意識せずに処理してしまっていることが多くあるため、月々の出費がどのくらいになっているのかをしっかりと把握してから節約について考えていく必要があります。
そこでおすすめなのが前年の固定費を年単位で見つめることです。前年の固定費を算出して月別に割った数字と、次の年の月々の出費を比較することでその月が赤字なのか黒字なのかを一目で確認することができます。

第2章　いよいよ節約！でもどうやって節約するの？

これまでの流れで固定費の概算はお分りいただけたかと思います。それでは実際にどうやって節約していけばいいのでしょうか？ここからはFPがおすすめする節約方法をご紹介していきます！

ガスから電気へ！IHを考えてみる

これまで使っていたガスを電気などの動力に切り替えることで、はるかに効率的に資源を使うことができます。ガスは都市ガスなどなら構いませんが、地方のアパートや社宅などの場合はどうしてもプロパンガスが必要になってしまいます。
実は都市ガスはプロパンガスよりもはるかに安く、プロパンガスを使っている場合は電気に変更することを考えることにより電気代でガス代を最大で三分の一にすることも可能になります。

ガスと電気のメリットデメリット

ガスより安いとされる電気代ですが、実はガスのままの方が安くつく場合もあります。というのも、電気などのIH製品は多くに多額の初期費用が必要になることが多く、初めから安く電気を使ってお得に暮らすことができるわけではないのです。
そんな電気でも10年などのスパンで考えて場合は本当に料金が安くなるためおすすめ。そのため、以下で簡単にガスが向いている人と電気が向いている人を区分した表をご覧ください。

なぜ都市にはガスが向いているのか？地方には電気が向いているのか？

都市の場合は都市ガスが使えるため電気を使って過ごすよりはるかに安く固定費を抑えて使うことができます。対照的に地方では、都市ガスが通っていないためプロパンガスを使うことしかできなくなります。都市ガスを使うことができる場合は都市ガスを使って地方で一戸建ての方は初期投資を払ってでもIH製品への取り替えを考えてもいいといえるでしょう。

以上、表のどこにご自身が該当するかをご覧になってお決めください。

第3章　保険の見直しで家計を考えてみる

今回はガス製品から電気製品への乗り換えを主な目的として考えてきましたが、家計の出費の約3割を占める保険について考えてみることも家計を助ける１つの理由になることは当然のこと。そのため保険の見直しは一度にして家計を助ける重要な役割になってきます。そこで家計をしっかりと見つめるためにお金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談してみませんか？

ファイナンシャルプランナーとは？

保険を見直す、加入する際には長い時間をかけてご自身の状況、金銭的な余裕や様々な範囲を考慮して考えていかなければなりません。
実際にひと昔前までは一家の大黒柱である方が家族の保険について考え、保険を選ぶことが主流になっていましたが、今では無料でファイナンシャルプランナーに相談できる時代そこでお金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談することでよりしっかりとした保険を無駄なく選ぶことができたという方が多くいらっしゃいます。

経験豊富なファイナンシャルプランナーがあなたのお金のお悩みを一緒に考えます！

いかがでしたでしょうか？今回はしっかりと節約するための家計の基盤づくりとおすすめの節約術についてご紹介いたしました。
そんなお金のことをFPに相談してみませんか？FPは小さなお金の悩みから将来の計画までの幅広いお金の悩みをみなさんと一緒に考えていきます。
FPはこれからの皆さんのお金の悩みやご相談を心よりお待ちしております。