子育て世代に必要な貯金額はいくら? しっかり貯めるためのポイントを解説します!
将来的に子どもが欲しいと考えている既婚者の方や、子どもを授かりこれから育てていく中で「いつから貯金を開始すればよいか?」、「どのぐらいの額を貯金すれば良いか?」を考えている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな将来のお金のために、内閣府の調査資料を参考に、特にお金のかかる高校生・大学生になるまでに必要な貯金額とそれを増やす方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
どのくらいかかる?子供の養育費
内閣府の調査資料によると、お子さんが稚園から大学を卒業するまでの養育費は
全て私立の場合で16,773,787円、全て私立の場合で4,999,271円という結果になっています。
(出典)文部科学省 子供の学習費調査 より
この額を準備するために、子育てをしながら貯金をしている世帯が多いですが、子育て費用の貯金はいつ開始すべきなのでしょうか?
もちろん家庭状況によりけりですが、これらの費用の貯金は多くの方の場合、幼稚園に入った時から学資保険として準備することが多くあります。
これよりも先に、お子さんが生まれる前や生まれてすぐのお金がかからない時期から計画的に貯金をしていくことで、毎月の生活の負担を減らすことが可能です。
一方で、共働きの場合、育児休暇から復帰して世帯収入が安定しだしたタイミングで貯金を開始する世帯もいます。
それでも、子どもが幼稚園や保育所などに通っている間に貯金を始めることが大切だと言えるでしょう。
まずは貯金の目標額を決めよう!
貯金を始める時にはまずお子さんの学校が私立か公立かを選択し、貯金の目標を決めましょう。もちろん、私立か公立か、もしくはその両方かを選択するのは先の話ですが、
将来的に必要になるであろう高校・大学の教育費を目標として設定すれば、小さなお子様の場合まだ時間があるので余裕のある計画を立てることが可能になります。内閣府の調査資料によると、
・高校、大学が公立の場合:6,526,698円
・高校、大学が私立の場合:9,726,322円
が必要額ですので参考にしてください。
貯金を増やすためにはどうすればいい?
では、具体的に養育費となる貯金を増やすためにはどうすればいいのでしょうか?
貯金を増やすために効果的になる主な方法は次の2つの方法を併用することだと言われています。
・余計な出費を減らす。
・すぐに引き出しにくい方法で貯蓄する
まず、毎月の出費から不要なものを減らしていくことを心がけましょう。その後浮いたお金を「すぐに引き出しにくい方法」で貯蓄すれば比較的簡単に貯金を増やすことができます。
引き出すタイミングを決められる学資保険に入る
この学資保険に入る方法はもっとも子育ての費用に適した、ポピュラーな選択だと言えるでしょう。学資保険は毎月一定額を保険料として支払いお金が必要になる10年後や15年後にまとめて引き出せる保険です。
学資保険を選ぶポイントは、
・引き出すタイミングを設定できるもの
・預けた元金よりも多くの金額を引き出せるもの
です。
天引きされる財形貯蓄などを利用する
職場によっては毎月の給料から一定額を貯金に回し、定められたタイミングで少し多くの金額を受け取れる「財形貯蓄」という制度があります。
毎月の給料から振込まれる額は少なくなりますが、もともとの給与額自体が少ないものだと考えることで知らず知らずのうちに貯金を増やせます。
ご自身の職場にもこのような制度がないか確認して、もしあるようなら賢く利用しましょう。
定期預金
銀行預金の場合も普通預金ではなく定期預金にすることでも効率的な貯金が可能です。
付与される金利はごくわずかなのであてにはできませんが、定期預金は解約に手間がかかるので普段は使いづらい貯金になります。
普段の生活に必要な貯金以外は定期預金を利用するようにしましょう。